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I’m Going Home

仙人

通訳・翻訳者リレーブログ

ついに来たかー。Sanjaya’s going home.アメリカン・アイドルを見ていない人には何のことかわからず、見ている人には三週分アメリカのほうが早いのでネタバレとなり——最低ですね。ふん。で、アメリカン・アイドルです。今になって毎週欠かさず見てることをカミングアウトするのって、恥ずかしいんですけど、徹底的に「ミーハー」ですから。
今シーズン、いちばんの注目だったSanjaya君は、歌が下手、君が出てきて楽しみなのは(毎週変わる)髪形だけ、とくそみそに言われ続けたのにトップ7まで残ってしまって、でも、あまりにかわいくて、私は結構好きだったんです。オフィシャルサイトの掲示板でもインド系だから非難するんでしょ、人種差別だわと擁護するファンと、何でも人種問題にすり替えるな、という批判派がいたのですけど、私はこんなにかわいい「アイドル」がここまで歌えるんだからすごいじゃん、と思っていました。ミーハーのアイドル評論家としては、ダイアナ・ロスがmentorの回に、”Sanjaya is Love”と言っていたのが印象的で、愛さずにはいられないキャラみたいな天性のものがあるんだと思います。そんな彼がついに落ちてしまったというのが前回だったわけです。
音楽シーンで売れるのはただの運だ、という議論を昔したことがあって、だってマドンナは世界一歌がうまいわけじゃないだろう、と言う人に、確かにそうだけど、世界一魅力のある歌手のひとりでしょ、と私は反論しました。どこがどうとは説明できないんだけど、私は”She’s got an Umpf”と言ってました。アメリカン・アイドルではときどき“Yo-Factor”と審査員のランディが言い、まあそれに似たことですね。彼は「ものすごく歌が上手」というときに使っていますが。字幕では「『すっげー』と思うところ」と出ます。この字幕、結構好きです。Yoは番組でしょっちゅう出てきて、君らしい輝きが戻ってきたね、というのは”You have ‘Yo’ back in”とかね。いや、こんなの特に何かの勉強になるわけでは全然ないんですけど。
タイトルの”I’m Going Home”は今シーズンのアメリカン・アイドルの敗者のための曲なんですけど、私のブログも今回で終了させていただくことになりました。○○しなければ、というよりも、何かが好き、と強い感情を持つことがどんなことでもいちばん大切だと思っている私のブログは、ひとりよがりで、何のことだかよくわからない内容も多かったと思いますが、そういうのが、強い意見を持っているため、ぶつかることも多い方の励ましになっていれば、と思います。では。

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記事を書いた人

仙人

大学在学中に通訳者としての活動を開始。卒業後は、外資系消費財メーカーのマーケティング分野でキャリアアップ。その後、外資系企業のトップまでキャリアを極めた後、現在は、フリーランス翻訳者として活躍中。趣味は、「筋肉を大きくすることと読書」

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