冠婚葬祭・文化の違い
その国の文化を肌で感じる。
そのためには、やはりその国の冠婚葬祭に出席するのが
一番だと思う。
外国の結婚式に出席するのは、
今や珍しい事ではないと思うが
結婚式でのマナー、贈り物の仕方など、
お国によって様々だと思う。
日本式に披露宴、お祝いを現金で包むと言うのは
ヨーロッパ人にはなかなか理解しがたい。
大抵、こう言うのもがお祝いとして欲しいかも・・・とリクエスト
があったり、聞いたりして、それを贈った上で
結婚式やPARTYに出席する。
でも、最近では
もう引越しも済ませたし、一通り持っているから、現金で
貰えると有難いと率直に言ってくれるカップルもあるし、
親しい親戚・友人などからは現金を貰ったりする時も
ドイツではあるけど、皆が式場の前で現金の入った袋を
受付で渡すと言うのは、もちろんない。
なので、私達の結婚式(日本)では、当時円高・マルク安と言う
のもあり、マナーを説明した上で、ドイツ人ゲストは
一律・幾らでいいよと
事前に安い金額で揃えて貰った。2次会も会費制と言うもの
不思議だったようだが、こちらも事前に説明して無事終了。
ドイツでは、(ヨーロッパの他諸国も同様だと思う)
パーティーを主催する側が全額を負担し、会費制と言うことは
まずあり得ない。ゲストはプレゼントなどを持参するのみ。
それに対して、お葬式はと言うと、
私は幸にも、まだドイツでのお葬式参列体験はないので
実情・習慣等分からず。
ただ、以前友人が、ティーパーティーにお呼ばれした際に
手土産にパンジーを持っていったら、
「私は好きだから良いけど、ドイツでは
お墓周りに植える物だから、お土産には
贈らない方がいいわよ。」
と言われたそう。
そんなワタクシも嫌と言うほど、ドイツ人ゲストや相方から
菊の花をプレゼントされている。
何度、仏花と説明した事でしょう・・・。
こんな記事を書いたのも、今晩急にお通夜が入ってしまい、
ドイツ人相方と、近所のドイツ人の女友達、
在日ドイツ人2人組みで
行ってもらうことになった。
私は明日告別式に参列する。
2人ともよく知る、皆共通の日本人の友人だったのだが、
相方も、もう一人のドイツ人の友人も仕事の関係で
告別式には出れないので、
「その「おやつ」に友人(独)と行く!」と
ワタクシのドイツ人相方・・・。
告別式には一緒に参列した事はあるけれど、
私が同伴しないでのお通夜は初めて。
何度言っても、「おやつ」の意味も分かっていないのに
「おやつ」と繰り返す主人に、非常に不安なワタクシ。
しかし相方達が行く事で、故人も
「ドイツ人でもちゃんと友人と駆けつけて来てくれたんだ!」
と天国で少し驚いて笑って、そして喜んで
くれるといいなと願っている。