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アンティークが好き

フレッヒ

通訳・翻訳者リレーブログ

 
 アンティークが好きです。

 実は家自体もアンティーク(約築110年)なのですが、
全面改装して、今は当時の面影を残しつつ
とても快適に住める家となりました。

 家はアンティークでも、ドイツ人相方の事や
私達のライフスタイルを考えると、テーブルに椅子中心の
生活ではあります。

 しかし、このローテーブルだけはどうしても
リビングの中心に置きたくて、
休暇を一回我慢しよう!と、即決しました。
(つくば市のコラボと言うお店にて購入)

 昔の農家の蔵の木戸(岡山産)を
研磨し直し、金具も一部付け替え、
強化ガラスを貼ってローテーブルにした物です。

 ドイツに住んでいたとは言え、靴職人である
ドイツ人相方と一緒に生活する様に
なって、物に対する考え方が私も変わって来ました。

 目を覆いたくなるような荒れ果てた古民家を
絶対素敵に蘇るはずだから頑張って
買おう!!と強く言い張った
相方。数々の幸運に恵まれましたが、本当に実現しちゃった。

 実家で埃にまみれ、捨てられそうになっていた
お婆さんの桐の箪笥2台も職人さんに研磨し直して
貰って、蘇った我が家に持ち運びました。

 

 
 また、お客様に通訳として同行し、ロンドンやパリでの
アンティークジュエリー
の買い付けや、骨董のオークションに顔を出せる様に
なったのも私に大きく影響しています。

  でも、残念ながらそのアンティークジュエリー達を
修理出来る人は、本国の英国やフランスにはもう
殆ど残っていなく、まだまだ職人制度が強く残る
ドイツに修理の依頼を出しているのが現状です。

 先日、我が家の屋根の土瓦が強風で何枚か吹っ飛んだ時も
土瓦専門の職人さんに、遠方からわざわざ来て貰いました。

 アンティークが好き。

 手を加え、直してあげながらでも
いつまでも長く使えて、心から愛せるもの。

 そんなものだけに囲まれ、
シンプルに暮らして生きたいと強く思う
今日この頃です。

Written by

記事を書いた人

フレッヒ

高校時代をドイツで過ごし、日本の大学を卒業後、再び渡独。ドイツでの日本企業勤務を経て10年前よりフリーランスドイツ語通訳者として活躍。車関係全般・ジュエリー・スポーツ関係・整形外科分野を得意とする。普段はワイン・焼酎をこよなく愛し、庭で取れたハーブやジャガイモで主人や友人達とBBQしながら休日を過ごすのが大好き。そして大の八重山諸島フリーク。

END