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クライアントと言う言葉を考える

フレッヒ

通訳・翻訳者リレーブログ

  今、私達の日常会話でそれとなく
使われる英語は、本当に多くなりました。
コストパフォーマンス、バリュー、プロ、アマ、
出せば切りがありません。

 他言語の通訳をしていると、来日者から
「日本語って聞いていると3割以上が英単語を使っているような
気がする」と言われる事がよくあります。

 その中の一つに、クライアントと言う言葉が
ありますが、こちらは本当によく日本人が日常で使用する
英単語の一つ。

 でも、私的にとっても
不思議なのは、1回だけのお客さんや
お問い合わせをして来ただけ、または
一見さんのお客さんに対しても、クライアントと言う
言葉を使用している人が多いと感じるのです。

 私の使用言語、ドイツ語のそれに当たる
KUNDE(クンデ)もそうですが、その言葉を使用する
意味合いとしては、2回以上、複数回のお取引があり、
両社が信頼関係を既に築いている状態、つまりは
日本語で言う所の「常連さん」の事です。

 人それぞれ、言葉を使用する上での
背景認識が違うと思うので
私が深読みしすぎなのかもしれませんが、
何が何でも「クライアント」
と一まとめにして、使用されるのには少し違和感があります。

 私が思う、クライアント・常連さんに支えられている事が
フリーランスの強みでもあります。不況不況と言われている
現在、不況に強いのは、クライアントに支えられている
通訳者であると思っています。

 私もいくつかのクライアントを持っておりますが
この人に今回も頼んでよかったと今後も思っていただける
お仕事をしていきたいと思っています。

 ↓写真は、魔よけにと、素敵な携帯ストラップを発見!
購入。ソウルにて。翡翠とガラスの唐辛子が付いています。
今年はこれで厄払い!

 

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記事を書いた人

フレッヒ

高校時代をドイツで過ごし、日本の大学を卒業後、再び渡独。ドイツでの日本企業勤務を経て10年前よりフリーランスドイツ語通訳者として活躍。車関係全般・ジュエリー・スポーツ関係・整形外科分野を得意とする。普段はワイン・焼酎をこよなく愛し、庭で取れたハーブやジャガイモで主人や友人達とBBQしながら休日を過ごすのが大好き。そして大の八重山諸島フリーク。

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