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一生通訳

フレッヒ

通訳・翻訳者リレーブログ

 私の仕事上のポリシーとして
一切私情は挟まず、言葉を純粋に伝えると言う
作業に徹する事を心がけていますが、
最後は、どこか、お互いに心が通じたと思って頂けるような
現場で終りたいとも願って仕事をしています。

 今回のアップで私のブログも最終回となりました。

 飽きずに、呆れながら?読んで頂いた皆様に心から感謝。

 通訳者のたわごとはまだまだ続きますが、
このブログの私の回はとりあえず今回を持ってお終いです。
ブログを通じて、少しでも、通訳者ってこう言う
仕事をしているんだとか、
現役通訳者の心情みたいなものを分かって頂けたら
幸いです。

 私はたまたま日本で知り合ったドイツ人相方と
日本で結婚し、また私の我儘でこちらに居を構え、
仕事をさせて貰っています。相方は10年以上経った今も
仕事でも私生活でもドイツ語通訳者が居て、
私の通訳者としての仕事は一生続きそうです^^;
でも、この仕事が心底私は好きなんだと思うな。
 

 

 この写真の様に、国籍は違うけど、
職業は同じ、大工さん達が
心を通じ合わせ、同じ現場に居る。
私は通訳者。私の一言で、クレーンから荷物が落ちて
職人が怪我をするかもしれない。通訳者としても
気の抜けない、過酷な現場です。私もヘルメット着用。

 日本人大工の仕事に感動したドイツ人職人達、
親方に墨出し用の墨と工具を貰って感動。
ドイツ人達、きちんと最終日に返礼のプレゼントをしていました。

 こう言う心が通じた瞬間の現場に立ち会えたことに感謝。
この様な感謝をこれからも忘れずに、通訳者としての
誇りも忘れずに、一生通訳。やり遂げます。

 今まで読んでくださって、本当にありがとうございました。

Written by

記事を書いた人

フレッヒ

高校時代をドイツで過ごし、日本の大学を卒業後、再び渡独。ドイツでの日本企業勤務を経て10年前よりフリーランスドイツ語通訳者として活躍。車関係全般・ジュエリー・スポーツ関係・整形外科分野を得意とする。普段はワイン・焼酎をこよなく愛し、庭で取れたハーブやジャガイモで主人や友人達とBBQしながら休日を過ごすのが大好き。そして大の八重山諸島フリーク。

END