インフルエンザの足音が聞こえる
ひたひたと…もうすぐそこまで、具体的には隣の部屋まで迫っています…恐怖のインフルエンザ。普段、滅多に具合が悪くなることのない息子が久しぶりに嘔吐したと思ったら、あれよあれよという間に熱が高くなって、見事インフルエンザと診断されました。しかもお医者様は、熱が下がって丸一日経ってからもう一度診察を受けて、大丈夫となって初めて登校許可証が発行されるので、それをもらうまでは息子は学校に登校してはいけないとのたまわれたのです。その話を近所の友人にしたところ、実は地元ではインフルエンザが大流行していて、友人の息子さんのクラスはあと一人が休んだら学級閉鎖なのだと言うのです。
こんな深刻な話をしていたというのに、すみません。私は親失格です。私が考えていたのは、ここ一週間、仕事のスケジュールはどうなっていたかしら、ということ。明日納品の分はどうにかなりそうで、もう一つ明後日朝一番で納品の分も分量はそんなにないからきっと大丈夫、そして次は3週間弱後。よし、大丈夫! …そうなって初めて、息子の容態に冷静な目を向けられるようになったのでした。一応、息子にそんな素振りは見せなかったつもりですが…。いや、すごく言い訳がましくなりますが、もっと正確に言うと、仕事の心配と息子の体に対する心配はパラレルでした。仕事のスケジュールが走馬灯のように頭の中を駆け巡っている間、目は息子の姿を捉えて、今の様子を観察して分析していました。多分。でも、息子が小さい頃は、具合が悪いとすっかりぐずってしまって、文字通り張りつきで相手をしないとどうにもならなかったのに、さすがに小学生ともなると成長して、好きなビデオを見ながら、おとなしくごろごろしていることもできるようになりました。おかげで、私の仕事は息子のインフルエンザなんてまるで関係なかったかのように順調。本当に良かったです。もう一件だけ、今晩中に仕上げて明日の朝までに納品の分さえ終われば、もう少し心に余裕を持って息子の容態に向かい合えるかもしれません。その頃には私はインフルエンザにかかっていたりして…。そんなことのないよう、祈りたいと思います。このブログを読んでいる皆さんも、くれぐれもインフルエンザにはお気をつけください!!!