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パワー蓄積中

トナカイ

通訳・翻訳者リレーブログ

今週は仕事もそれほど多くなく、かといってゼロでもなく、先の見通しもそこそこあって、たまっていた自分の勉強も進んだし、初めてお邪魔したお宅でおいしいアラブ系の夕食をごちそうになったり、夏休みが始まってガールスカウトのキャンプにでかけた娘を迎えに平日の午後から島に出かけたり(フィンランド湾に面したヘルシンキの沖合には無数の島があり、移動もすぐです)、何だか久しぶりにゆとりとバランスが感じられた週でした。

今年ももうすぐ折り返しを迎えますが、この厳しいご時世にお仕事をくださったり、プロジェクトのメンバーに筆者を想定してくださったクライアント・エージェント各位には感謝してもしきれません。その一方、心(りっしんべん)を亡くすと書いて「忙」、心が荒れると書いて「慌」とはよく言ったもので、仕事と生活とのバランスが悪くなってきているのもまた事実でした。
少し状況が落ち着いた後もしばらくは燃え尽き状態で、春先からはちょっと奮発してデイスパに行ったり、健康診断を受けたり(フリーランス・自営業の方、ココにもきちんと投資を!)、夏休みの旅行の計画を立てたり、8月下旬に行われるヘルシンキの芸術祭チケットを早々に取ってみたり、といった自分メンテとリハビリの時間も意識して取っていました。
そして、忙しい忙しいっていうけど、もし仕事がなかったら何をするわけ?と自問しつつ、やりたいことを改めてリストアップ。直近でしたいこと、数年以内に実現させたいこと・・・実際に書き出してみると、意外とたわいないことばかり・・・おっともとい、一部には壮大なビジョンも(?笑)。

惜しむらくは、現在仮住まい中のため、もっぱら「ニットセラピー」と化している編み物の道具を全部本宅に置いてきていることです。それでも、次に何を作ろうかと思いを巡らせたり、ネットの情報をチェックしているだけでも、カラフルな色味に心がバーンと動いて、エネルギーがフツフツと沸いてきています。
ただし、日中のPC作業で肩と背中は常にパンパンという状態ですので、編み物もやり過ぎは禁物。実際、一昨年から昨年にかけて、このために大きな代償を支払いました。先日の健診では、運動不足の解消も勧められました。

3ヶ月にわたって離れていた自宅の方は、配管工事がいよいよ来週完了します。そのため、この月末には今の住まいを引き払い、自宅に戻ることになりました。子供の成長とともに日々手狭になりつつある小さなフラットではありますが、帰宅の暁にはバスルームが新しくなっています。
今回の一時的な引越しと改装は、ここ数年にないちょっとした変化でした。自宅に戻るのを機に他のスペースももう一度見直して、自分の仕事にもまた新たな気持ちで向き合っていくつもりです。

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記事を書いた人

トナカイ

フィンランド・ヘルシンキ在住の多言語通訳・翻訳者。日本で金融機関に勤務の後、ヨーロッパへ。留学中に大学講師を務め、フィンランド移住後は芸術団体インターンなどを経て現在にいたる。2児の母。

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