よりによって・・・
熱波の影響が続き、ヘルシンキでは依然として連日30度近い気温が続いています。
そんな折、フィンランド湾に浮かぶ、ヘルシンキからほど近い小さな島に、ボートを所有している友人の家族と来ています。
島は島でも、ここは無人島。薪で暖めるサウナ小屋とトイレ(非水洗式)があり、テントは好きに張ることができますが、宿泊施設はありません。また、サウナを暖めるにも、水と薪は持参しなければなりません(サウナストーブが痛むため、海水の使用は禁止)。もちろん電気もありません。
自分たちのボートがあれば、海を自由に(勝手に)行き来してこんな島に来ることができます。日帰りよし、キャンプしてもよし。
お金持ちのクルージング、といった趣の人たちもいますが、私たちはどちらかというとアウトドア・サバイバル派といったところでしょうか(笑)
ところが・・・こんな日に限って、島に到着したとたんに雨が降ってきてしまいました。猛暑の中の雨は本来喜ばしいことのはずなのですが、キャンプをしようというときには何とも・・・
予想がつかなかったのかと言われれば決してそうでもなかったのですが、実は、これは筆者の仕事の都合に合わせてのスケジューリングだったのです。こんなとき、たった一人の自営業はつらいものです。
幸いサウナ小屋でしばし雨をしのぎ、3Gミニラップトップでこれを書いています。雨が一段落すればテントを張ることになるでしょうが、明日も午前中までは断続的に雨が降るようです。
・・・というわけで、いいような悪いような、しばしの非日常を体験中です。本当はPCさえない方が本格的なのですが、以前同じような感じで別の島に行ったときに嵐になってしまい、予定通りに帰宅できるかが危ぶまれたことがありました。そのときに通信手段のPCがなく、肝が冷える思いがしたのでした。一緒に来ていたフィンランド人たちは焦る様子もなく落ち着きはらっていて、あたふたしているのが日本人の自分だけ、というのが何とも、という感じでしたが・・・(笑)
そんなに急いでどこへ行く、日本人よ!?と自問自答しつつ、バッテリーのキャパシティもありますし、男性チームがサウナを暖めはじめたので、サウナ小屋から退散しなくてはならなくなりました。
でも、こんな状況でもまったくのワイヤレスで日本に記事が送れるのですからテクノロジーの進歩とはすごいですね。
皆様も楽しい週末を。
なお、来週から国外に旅行に出ます。旅先にもPCは持参しますので、来週はそちらから・・・お楽しみに。
(直近でコンタクトのあった各位にはご連絡差し上げましたが、この間はメールでのお問い合わせ、その他の通信のみ承ります。誠に勝手ながら通訳・翻訳実務はお休みさせていただきます)