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休暇明け

トナカイ

通訳・翻訳者リレーブログ

のべ9日間の旅から戻り、実務に戻って3日目になります。
旅先では、リトアニア人、イギリス人、ノルウェー人、そしてタリン駐在中の日本人の方・・・と数年〜10年来の友人との再会もあり、先週ご覧いただいた写真の通り、水平線と地平線に囲まれた滞在で、それなりにリフレッシュできた気がします。
また、筆者は欧州に来てから(トシのせいもあるのでしょうが)乱視がひどくなり、仕事中は矯正用のメガネをかけているのですが、この2日間はメガネいらずで作業が快調に進んでいるのもいい感じです。同時に、新しい引き合いやちょっと今までにない面白そうなプロジェクトの兆しも出てきて、やはり休ませていただいた甲斐があったと実感しています。

昨日(29日)は、フィンランド東部のヨエンスー空港で、フィンランド史上(!)最高気温の37.2度を記録したそうです。ちなみにその前に記録された最高気温は、1914年にフィンランド西部のトゥルクで観測された35.9度とのこと。当時のフィンランドはまだロシア帝国の自治領(1809〜1917)で、独立前夜という時代でした。

ヘルシンキはそこまで暑くはありませんでしたが、それでも当家の外気温計は日中30度くらいを指していました。室内は28度。偶然にも、日本で近年推奨されているというクールビズの冷房温度と同じでした。
インターネットを見ると、日本では一部で物議を醸している様子も伺えるのですが、筆者の実感としては、このくらいの室温なら、作業効率はそれほど落ちないのでは・・・と思います。もっとも、当方は旅行で充電してきたばかりですし、「ホームオフィス」勤務ですので室内ではいつも超軽装なのですが・・・スーツ、Yシャツでこの温度では厳しいのかもしれません。

夕方を過ぎると夕立が降り、外は一気に涼しくなったのですが、室内の温度はそれほど急激には下がらず、それでいて雨の後で湿度が上がっているので、部屋の中はむしろ昼間より蒸し暑く不快に感じられることも発見しました。要するに、体感温度とは相対的なものなのだということですが・・・こういう実体験も技術系の翻訳にはちょっぴり役立つか(意味不明)。何はともあれ、当地に関しては夜の作業があながちよいともいえない感じですので、できるだけ早く床につくよう心がけたいと思います。

いずれにしても、フィンランドはアイスランドに次ぐ世界最北端の国です。それでこれだけ暑いのですから、他の国の状況が慮れるというものです。

さて、来週明けには、さる事情でヘルシンキ市立博物館の方が当家にインタビューに来ることになっています。メインでインタビューに答えるのは夫だと思いますが、筆者も一応同席することになっていますので、実際の進展次第で次回はその様子でも・・・と計画しております。
それでは、よい週末を。

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記事を書いた人

トナカイ

フィンランド・ヘルシンキ在住の多言語通訳・翻訳者。日本で金融機関に勤務の後、ヨーロッパへ。留学中に大学講師を務め、フィンランド移住後は芸術団体インターンなどを経て現在にいたる。2児の母。

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