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なんだか一週間

トナカイ

通訳・翻訳者リレーブログ

先週に引き続き、今日も似たようなシチュエーションで寝るに寝られないという状況です。夜が明けると今週は泊りがけで通訳の学校に行き、その合間に翻訳をやり、週が明けると通訳2デイズ(何だか、コンサートツアーみたいな様相)。そして、来週後半にはもう一つ締め切り。
10月半ばには少しだけ休むつもりなのですが、それまでは全力投球になるのではと思います。

ただ・・・こうやって自分のスケジュールを数え上げるのも、いいかげん食傷気味ではあるのです。本当は、仕事の他にも毎日の生活でいろいろなことが起こっているはず。特に今週は、普段よりはいろいろなことがあったような気もします。今回はそれをメモ書きで振り返ってみたいと思います。

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◇月 実家の父が都内大学病院にて懸案の手術。執刀してくださった先生によれば「切り時でした」とのこと。一応成功のようだけれど、もちろん経過観察要。この日のために一時帰国も辞さなかったのだけれど、実家の説得もあって結局思いとどまることに。そんな葛藤も、この夏はあった。
初めからわかっていたことではあるけれど、両親が年を取るにつれ、きっとこれからこういう葛藤は増えるのだろうと思う。「いいのよー、日本にいたって、会わない人とは滅多に会わないんだから」と母が言う。嗚呼。

◇火 朝、PCをつけようとするとパソコン部屋のブレーカーが落ちる。今年の改装で電気系統も新しくなったのでどこをいじっていいのかわからず、とりあえず出先での通信用に使っているちっちゃなサブ機で翻訳。ところが・・・こちらにも一応インストールしているTRADOSの使い勝手がいい。古いメイン機では動かない最新バージョンがさくさくと動いている。それに感動するあまり、結局終日それで作業してしまう。ちなみに、メイン機はこの7月で稼動丸6年、現在7年目を驀進中!

◇水 結局、メイン機が通電していないことにようやく気づく。それだけ昨日のTRADOSの動き方にはインパクトが・・・ここ数年、買い替えの時期を探している感じのメイン機だったけれど、ここでついに交換することを決意、すぐにオーダー。ただし、おそらく移行期間も必要なので、旧マシンも修理に出す。
一方、子供たちが念願のハムスターを飼い始める。名前はオリヴェル(Oliver。英語ではオリバー)。今年初めごろからペットを飼いたいという声が高まっていて、娘は、夏休み前からずっと飼い方の本を研究していた。生後一ヶ月、目がくりっとしていて愛嬌があるのだけれど、ハムスターって夜行性だったのですね。人間が寝静まっている時間帯に、オリの中の回し車で一晩中疾走、疾走、また疾走・・・

◇木 半分仕事でデザインミュージアム(http://www.designmuseo.fi/)へ。今年でキャリア50年というフィンランド人デザイナー、オイヴァ・トイッカ(Oiva Toikka, 1931-)の特別展に。有名な鳥のモチーフやベーシックな食器類もいいけれど、特にイッタラの芸術部で彼が制作した数々のガラス作品が圧巻。
PCはわずか1泊で修理から帰宅。早速スキャナをつなぎ、原稿を40枚近くスキャン。故障で滞った仕事のお詫びメール。故障は電気系統のみで、プラグを交換しただけだった。6年間、ハードディスクは一度も壊れたことがない。この際だから、本当に駄目になるまで使い倒したい気持ちも出てくる(笑)

◇金 これから学校へ。。。

◇おまけ 今週のBGM(邦楽の部)
もうすぐ日本で発売予定というこの曲でした。
http://www.youtube.com/watch?v=UiYl1r5m5a0
(オフィシャルチャンネル)

正直、日本にいたら、このバンドを真剣に聴いていたかどうかはわからないのです。でも、このアニメーションみたいな暗い夜が長くなりつつあるこの場所で、自分と同い年の人たち、かつて東京で、きっと似たような、普通の学生生活を送っていた(のではないかな、と思わせる)人たちが、あの頃のまま何十年も一貫したメンバーとスタイルで活躍している姿を見ると何ともいえない気分になるし、結局自分も今のままでいいのだと勇気づけられる気がします。若い頃よりも今の方が素敵な人たちだと思う。あやかりたいものですが・・・

毎度のことながら、とりとめない文章になってしまいました。
よい週末を。

Written by

記事を書いた人

トナカイ

フィンランド・ヘルシンキ在住の多言語通訳・翻訳者。日本で金融機関に勤務の後、ヨーロッパへ。留学中に大学講師を務め、フィンランド移住後は芸術団体インターンなどを経て現在にいたる。2児の母。

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