締切りが
いくつか重なっているので、今日はあんまり長い文章が書けないな。ごめんなさい。
なにを書いたらいいかしら・・・?
そうそう、先日、本屋さんで「植物図鑑」を探したのです。少しずつ気温も上がってきたし、庭に出て花の種でも蒔こうかと思って。よく覚えてないんだけど、1ヶ月ぐらいまえに「今年は、ガーデニングして何か花を咲かせてみる、自分の手で!」とかなんとか、目標を立てたような気がする・・・ので。まずは、どんな花があるのかな、と「庭に咲く花」という図鑑を手に取る。
・・・・・・
このテンテンの意味がわかるかな?
そう、しらけたのです、わたし。
私が小学校の頃、手に取って眺めて、ページをめくるごとにほとんど感動を覚えた、あの「図鑑」は、こんなじゃなかった。細密な手書きのスケッチでビッシリだったはずなのに。
なんでこの「ちかごろの図鑑」には、写真しかないの???
デジカメで撮ったらしい、写り自体はいいのかもしれないが、どうにも味気ない写真、写真、写真。それぞれに、花の名前、特長、種蒔きの方法などなど、懇切丁寧な説明が添えられているが、不思議とどの花も同じに見える。ページをめくっても、新しい情報にドキドキするどころか、ひたすらシラケていく・・・花って、こんなにつまらないものだっけ???
私の感覚が古いのか、はたまた感性が鈍いのか、よくわかんないけど、フランス文学上の名著でもある「ファーブル先生昆虫記」の、あの、アンリ・ファーブル自身の手による昆虫の絵の数々。あれが、私にとって「図鑑」の原点だったのだ、ということに、あらためて気づく。三度のご飯より虫を愛したファーブル先生。
子供の頃、家にあった植物図鑑だって、誰が書いたか知らないが、きっとすごく花や植物を愛で、慈しんだだれかの筆によるものに違いないのだ。あんなに美しかったんだから。
作った人が作品に心血注いだかどうかなんていうのは、一目瞭然だなと思いました。
花も、虫も、動物も、愛おしいと思わない人が作って売ってる図鑑、図鑑、図鑑。
ああ、がっかり。何と言う世の中になったのだろう!
クライ話でごめんなさいね。ただね〜、このごろの小学生は、あんなものしか知らないのかしら、と思うと、人生がつまんなくってキレたくなる気持ちも、わかるわよ、ほんと。
ではまた来週!