ストリングチーズ感覚〜〜!
先週はのんきにお菓子の話かなにか、書いた気がするんだけど、あれから1週間とは思えないほど時間が先にすすんでしまった、すごい勢いで。
すみません、ときどき言うセリフだけど、もう、いま、ぜんぜん時間がないので、短文ならびに誤字脱字不整脈、あらかじめお詫びしておきます。
ほんとにね、仕事って、どうして来る時はドワ〜っと一気に来るんでしょう。しかも、この1週間、ヘビー級続き。いきなりのオファーでオペラのリハーサル通訳の依頼がきて、一夜漬けで分厚い楽譜と台本をさらう羽目に。合唱団の指導者にイタリア人が招聘され、その先生の専属で1週間の集中稽古の通訳。
もともと決まっていたテレビ通販の仕事でも、製品知識を整理して、外国人ゲストの口から出る宣伝文句を予想し、訳文の語彙を強化しておく必要がある。
こんな2つが重なると正直、かなりきつい。さらにきついのは、オペラの稽古は午後から夜9〜10時までが通常のペース、本番が近づくと深夜に及ぶこともしばしば。通販番組は24時間生放送ときてる。つまり、仕事の内容がヘビーなだけでなく、私の体内時計はもはやめちゃくちゃ。1日のうちのどこで食事をしてどこで睡眠をとるべきか? しかも、自宅とホテルの不規則な往復を繰り返すうち、どこでシャワーを浴びるべきか、またはしっかり湯船につかるべきかのタイミングも、なんだか考え出すと難しいのよ。
オペラはオペラで100名近い歌手・合唱団員の熱意に押され「明日もがんばりましょ〜!」と言いながら1日が終わる時には、「よし、また明日もがんばるぞ!」と思うんだけど、その足でテレビのスタジオに直行する電車の中ではもはや、頭のなかでその日の販売アイテム・・・プラチナジュエリーだったり、コーヒーメーカーだったり・・・がぐるぐる、ぐるぐる回ってる。
ゲージュツとショーバイなんだし、ごっちゃになったりしないでしょ? というのは考えが甘い。ゲージュツ家はゲージュツ家で必死だし、物売りは物売りでやっぱり必死。生活賭けて、人生賭けて開発した品物を、遠くヨーロッパから極東の日本まで売りに来て、オペラの台本も顔負けのセールトークをぶちかます社長だって大勢いるし。そのプライドと熱意はすごいものです。
やはり「人と人のあいだの掛け橋、目的は、みんなの利益と喜び!」とスローガンを掲げている以上、24時間全力投球するしかないですね。
ああ、昼夜関係なく仮眠をとる頭のなかを、ト音記号やフェルマータ、32分音符がとびかい、コーヒーマシーンが蒸気を吹き出す音がBGMとなって、目が覚めたりまた眠りに落ちたりする日々です。
と、いうわけで表題は、あの「裂けるチーズ」・・・まさに、稽古場とスタジオに1本ずつ足をのせ、体が2つに裂けてくみたい〜〜〜。
来週はどんな1週間になるでしょうね・・・。