旅行の続き
先月は旅先のバンコクのホテルでアップして、うまくいかずに画像はぼけているし、変な文字が入ってしまったりしていますが、「臨場感」ということで、そのままにしておきます。その翌日にベトナム・ホーチミンに移動して3日間を過ごし、夫は引き続き日本へ出張、私はシンガポールを経由して、無事にニュージーランド・オークランドに戻りました。留守番の娘と犬も元気で、やれやれです。
ホーチミンは、タイ・バンコクから飛行機でほんの1時間半ほどでしたが、国が変われば、なにもかも変わります。まず、文字はフランス植民地時代に漢字からアルファベットに変わったので、意味はもちろん分からないながらも、地名などはなんとなくつかむことができるようになり、ちょっと心強い感じ。
メインの通りには、植民地時代のヨーロッパ風の美しい建物が残され、現在でも利用されています。こちらはオペラ劇場です。
そして、一歩入ると、昔ながらの地元の人たちのための路地が広がっています。
とにかく、圧倒されるのはバイクの数。市民の足として、ものすごい数が道路にあふれています。お父さんが運転して、後部座席にお母さん、間に幼い子供、というパターンもごくごく普通。歩行者が道路を渡ろうとすると、まず、信号の数が極端に少なく、たとえあっても、青だからといって、のんびり渡っていると、たちまちバイクが押し寄せるので、右から左からやってくるバイクに注意を払いながら、素早く、でもあせらずに移動しなければなりません。
ホテルからはメコン川を眼下に見下ろすことができました。すぐ下が川沿いに走る道路なので、喧噪はすさまじいです。
物価は安く、外国人向けのサービスを利用すれば、とても快適に過ごすことができました。しかし、「米ドル」と「日本円」への執着がすさまじく、ぎらぎらとした欲望が町全体から感じられる気がしました。いい意味でも、そして悪い意味でも、「発展途上」であることを実感しました。
食事は、地元の人で混む食堂(私たちには「外国人用メニュー」だったけれど)、ショッピングセンターのフードコートから、ホテルのレストランまで、どこもおいしかったです。野菜やフルーツが豊富なのも、うれしいポイント。おまけに、フランス植民地時代の影響で、パンもおいしいこと!
帰りは、ホーチミンからシンガポールを経由。シンガポール空港は、お店がとっても充実していて、待ち時間で娘へのおみやげのアクセサリーや洋服を買うことができました。
ということで、あっという間の10日間でしたが、思っていた以上に刺激的で、とても楽しく過ごすことができました。ニュージーランドに住むこと自体が旅のようなものだと思っていましたが、こうやって違う場所で違う文化や人に出会うということは楽しいなあ、またどこかへ行きたいなあと思ったのでした。