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誕生日ケーキ

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 NZでも日本と同じように、誕生日にケーキを食べて祝います(というか、英米文化が日本に伝わったのですよね)。おもしろいのは、職場では誕生日の人が

自分でケーキを持参してふるまう、という習慣。そういえば、娘が小学校に通っていたころは、誕生日の子供がケーキを持ってきて、振舞っていました。よく娘

もおすそ分けをもらっていましたが、食物アレルギーの問題が深刻になっている昨今、このおおらかな習慣は今でも小学校に残っているのかしら?

 この週末には、娘が学校のお友達のために誕生日ケーキを作りました。といっても、一人で作ったわけではなく、別のお友達が発起人となり、その子のお家で別のお友達も加わって3人(+そのお友達の妹)で、土曜日の昼下がりに作ったものです。

 完成はこちら。

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 マジパンを駆使した、なかなかかわいらしいケーキです。月曜日に主催者の子が学校に持っていって、誕生日の子にプレゼントして、一緒に食べるまでは、オフィスに預かってもらうそうです。こちらでは、誕生日ケーキを学校に持っていくことは、まったく問題ありません。

 ところで、真ん中の動物は何だと思いますか?

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答えはトラですって。なんでもお誕生日の子がトラ好きなのだそうで。でも、私にはリスに見えたのでした。フォルムの問題はさておき、そう思った理由は、色

だと思います。「トラだったら黄色のはず」、と娘に言ったら、「トラはオレンジでしょう!」と力強い反論。「そんなはずは」と、グーグルで検索した画像を見たら、確かにトラはオレンジだった!!!

 

そこで、もう一人の日本人である夫にも聞いてみたら、やっぱりこの動物は「リス」に見え、トラの色は「黄色」と答えたのでした。関西に住んでいたので、阪

神タイガースの影響がしみこんでいたのか、それにしてもなぜ黄色なのだ、と思って調べてみたら、どうやら、トラの色は、アジアでは黄色、英語圏ではオレン

ジで描かれることが一般的らしいです。そういえば、進研ゼミのしまじろうは黄色、くまのプーさんのティガーはオレンジ。Wikipediaによると、「日

本での『黄と黒』の表現が何に由来するかは不明である」とのことです。

 思わぬところで、文化によるすりこみを感じさせる発見をしてしまいました。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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