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庭いじりは冬も忙しい

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 ニュージーランドはすっかり真冬。先週末は数十年ぶりの寒波が到来して、全国的に冷え込みました。夫はクライストチャーチに出張ついでに、クイーンズタウンでスキーをしようとたくらんでいましたが、クライストチャーチ-クイーンズタウンのフライトが悪天候で欠航となり、悲しそうにオークランドに戻ってきました。

 私と娘は、夫のスキーの誘いを断り、もともと家でぬくぬくしている予定でしたので問題なし。この週末に出かけたのは図書館とカフェ、ショッピングモール。インドア派です。

 とはいえ、庭いじりを趣味としている私は、外出こそしないものの、庭には出ております。夏の華やかさはないものの、冬には冬の庭いじりの楽しさがあります。

 秋に済ませたのは、木の剪定です。夏の間にわさわさと繁った枝を切っていきます。高い所、太い枝は夫に頼んで、ハシゴに登って、のこぎりでごしごし切ってもらいました。

 次に、春に咲く球根を植え付けました。今年、新たに植えたのは、ヒヤシンスとチューリップ。ほかにもフリージア、ムスカリ、水仙、アネモネ、アヤメ、スノーフレークなどが春に備えて待機中。球根って、「春を仕込む」という感じで、作業をしていてうきうきします。あと、パンジーも新しい品種を見つけたので、球根と一緒に、苗を数カ所に分けて植えました。

 さらに、バラの剪定をしなければなりません。今年は寒くなるのが遅くて、なかなか本格的な作業が開始できませんが、そろそろこの冷え込みで、バラも眠りに就き始めますので、剪定をしたり、葉を取り除いたり、植え替えて、それぞれのバラが一番快適な環境を整えてやります。

 今年は南島にあるバラ専門ナーサリー(園芸センター)で3本の苗を注文しているので(+おまけで1本付けてくれるそうです)、到着が待ち遠しいです。もうすでにガーデンセンターの店頭には冬苗が出回っているので、10月に予約したけれど、忘れられているのかと思って問い合わせたら、「まず卸し用の作業をして、それから個人に発送していくので、もうちょっと待って」とのことだったので、一安心。

 花を愛でるだけではなく、小さな畑もあって、今はシルバービート、ネギ、クレソン、トウガラシ、ルッコラ、パセリなどが植わっています。イチゴも昨シーズンのランナーから増えた株を追加しました。さらに、トマトやトウモロコシを抜いて空いたスペース用に、レタスや空豆、エンドウの種をまいて、室内で育成中です。もうちょっとしたら、畑に植え付けます。とくに空豆は、昨シーズンに育てた分から種を取っておいたものなので、かわいいです(って、最終的には食べちゃいますが)。

 そして、最も大変なのが草抜きです。夏は油断すると驚異的なまでにすぐに繁りますが、オークランドは温暖で、真冬でも零下になることはまずないので、真冬でも雑草がすくすくと成長します。これをもくもくと抜いていくのは、きらいではないのですが(無心になれる)、時間が掛かります。毎日、ちょっとずつ、場所を決めて取り組んでいかないとキリがありません。

 小さいころ、庭いじりをする母の姿を見て、「何が楽しいのだろう」と思っていましたが、まさに今、私は同じことをして楽しんでおります。
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今、庭で咲いているのは、この椿(Bob Hope様とおっしゃいます。直径10センチ以上の巨大で鮮やかな花です)、沈丁花(日本では初春ですが、オークランドでは早いです)、アザレア(日本ではツツジというと初夏というイメージですが、こちらでは秋から冬に咲く種類が多いみたいです)などなど。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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