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靴を履いてくること!

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 娘が学校から、8月中旬の遠足のお知らせを持ち帰ってきました。持ち物や注意事項の中で、いつもおかしくて笑ってしまうのが、「靴を履いてくること」という文言です。運動場ならまだしも、学校の帰り道に裸足で歩道を歩いている子供が珍しくありません。雨の日も同様です。水たまりを裸足で、ペチャペチャいわせながら帰っていきます。このため安全のために、遠足などで校外に出る場合、この文言が必ず必要になるわけです。
 そして、脱いだ靴はたいていの場合、カバンの中に、ランチボックスと一緒にそのまま放り込んでしまいます。靴は汚い、という観念のある日本人には、考えられない行為でしょう。
 子供だけではありません。ニュージーランドに来て、最初にびっくりしたことの一つに、外を裸足で歩く人が多い、というものがあります。街中やショッピングセンターの中で、大人でも、裸足で歩いていたりします(そして足の裏は真っ黒)。踏まれたり、ガラスなんかを踏みそうで、見ているこちらがひやひやします。
 知り合いの日本人は、キウイと一緒に東京に出張に行った時、新幹線の中で、いきなり裸足で歩かれて困ったそうです(それも背広姿で)。
 家の中でも裸足、という人も多いようですが、そのまま外にも出ていってしまう、という感じです。たぶん、日本人より、外は汚い、中は清潔、という概念が薄いのだと思います。靴で生活しているカーペットの上を、赤ちゃんがはいはいしているわけで、当然といえば、当然でしょう。
 ちなみに我が家では、日本式を取り入れ、靴は入り口で脱ぐようにしています。ただし日本式の家と違って、玄関のたたきとしての段差がなく、いきなりカーペットなので、気持ちとして玄関の領域を無理やり作っている、という感じです。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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