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引っ越し終了!

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 先週末は、引っ越しでした。ニュージーランドの引っ越し屋さんのやり方は、日本とはかなり違います。
 まず、見積もりは電話かメール。日本のように、営業マンがやって来て、荷物の量をチェック、なんてことはありません。こちらで量を申告すると、時給×時間数で見積もりが出ます。
 私は引っ越し1カ月ほど前に、トラックを見かけたことがあったり、ネットで検索してサイトがしっかりしている会社5社に、見積もり依頼のメールを出しました。そのうち1社だけが翌日、すぐに回答を返してきました。なので迷う必要もなく、その会社に決定!
 ちなみに、翌々日に1社から「聞きたいことがあるから電話してこい」という失礼なメールが来たきり、ほかの会社からは音沙汰がありませんでした(ということを今、思い出した)。
 引っ越しに限らず、この国ではすぐに返事が来る、というのは非常に重要なバロメーターです。返事が来ない会社は、連絡が取れても、当日も遅れたり、すっぽかされたりする可能性が大なのです。
 そして当日、やってきたのはパシフィック系のたくましい年配の男性と若者の2人組。年配の方がやたらと若者に怒鳴り散らすので、心配してしまいましたが、あとから親子と判明。どおりで、若者がひょうひょうと対応していたわけです。
 このように、NZの引っ越し会社は最低限の人数しか来ないので、頼む側で知り合いに来てもらったりして、自分たちも手伝うのが基本です。日本のように、いっぺんにたくさんの作業員が来てやる、ということは、基本的にありません。
 なので私たちも、ちょっとでも早く済ませて、払う金額を少なくするために、一生懸命働きました。
 そして、いよいよ新居へ。搬入も同じことで、本人たちも一生懸命働きます。
 こうして引っ越しが無事終了。引っ越し代は時給85ドル×5時間で、500ドルしませんでした。見積もりでは3時間でしたが、デスクが廊下を出なかったり(入ったのに謎ですが、結局、ちょっと分解して、脱出)、家からトラックの止まっている道路まで、10メートルほどの小道をいったりきたりする手間がかかったりしました。それでも、日本の引っ越しの値段とは、感覚が違う安さです。その分、自分たちがやらなければならないことが多いわけですが。
 一番の心配だったADSLも、スムーズにつながってやれやれ。知り合いから、引っ越し後、4日間つながらなかったという話を聞いていたので、かなり心配だったのです。
 さらに、何がうれしいって、娘の学校のすぐそば(徒歩1分ほど。同じ通りなので道1本!)になったので、送り迎えをしなくてよくなりました。まるで日本にいるみたいに、「いってきまーす」と玄関で見送り、「ただいまー」と玄関で迎えればいいのです。おまけに、バレエ教室も隣の隣になったので、週に2回の送迎がなくなりました。
 荷物もほとんど片付きました。あとは、大きな本箱をどん、と買って、前の家ではバラバラに保管していたアルバムや本をまとめて入れていくだけです。ついでにクリスマスツリーも出しました。
 さあ、いよいよ、1年で最も忙しく、楽しく、さわやかで、あっという間に過ぎていく時期がやってきます。
 

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

END