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夏のうんざり
この2、3日はなんだか涼しくて、オークランドは長袖を羽織らないと肌寒い天候です。それでも夏は確実にやってきています。
NZの夏はさわやかで、青空がきれいで、花が咲き乱れて基本的に好きなのですが、欠点もあります。それは、ハエです。
そう、あのブンブン飛び交うハエです。これが部屋の中にどんどん入ってきます。バーべキューでもしようものなら、団体でやってきます。
そもそも農耕国なので、ハエが多いというのはあるでしょう。我が家が住んでいるエリアは、都心まで車で20分ほどのごくごく普通の住宅街ですが、歩いて10分ほどのリザーブ(公共の緑地帯)で、羊が当たり前のように草をはんでいます。
しかし、ハエが家に入ってくる最大の理由は、網戸がないからです! ほとんどの家のほとんどの窓に、網戸がありません。玄関に取り付けるタイプの網戸はよく見かけますが、それ以外の網戸はほとんど皆無です。窓にいちいち網戸をつけるという発想がないようです。
また、一般家庭でクーラーを付けている家はまずありません(商業・公共施設にはありますが)。夏の気温は日中でも25度前後なので、クーラーは不要なのです。窓を開ければ、風がさわやかに吹き抜けます。しかし、窓を開けるということは、ハエがやってくるということなのです。
なのでこの季節には、食事のたびごとにかけつけてくるハエたちに、「ああ、夏だなあ」と実感させられるというわけです。
先日、知り合いの家で、ハエに電撃ショックを与えて、気絶させているうちに、外に追い出すという道具を見ました(日本でもあるのかな?)。殺虫剤を使うのは、特に食事の準備中はいやですが、これならいいかも。ただし、試した夫いわく、電撃を命中させるのはなかなか難しいらしいです。