オリンピック
今週は皆さんのブログもオリンピック一色だろうと思って開いてみたら、あら、びっくり。どなたも書いておられません。なぜでしょう?
私は特にスポーツ好きというわけではないのですが、ちょこちょことテレビ観戦を楽しんでいます。こちらでも日本と同様、オリンピックは連日連夜、テレビで放映されています。ニュージーランドはまだメダルは取れていませんが、今、一番の話題であることは間違いないと思います。
開会セレモニーは、いろいろ物議をかもしていますが、イベントとしてみると、中国の素晴らしさがビジュアルで伝わってきて、なかなか感動しました。ただ、入場行進がアルファベット順でなく、中国の漢字表記による画数ということで、日本がすぐ出てくれたのは良かったのですが、NZがなかなか出なくて途中で寝てしまいました。後から知りましたが189番目で、NZは中国と4時間の時差があるので、午前3時30分ごろだったらしいです。ちなみにNZは漢字で「新西蘭」です。
こちらで優先して報道されるのは、当然ながら、NZの選手が出場している種目となります。陸上や水泳は日本と同じですが、日本ではおそらくあまりゴールデンタイムに放映されることはないであろう、カヌー・カヤック、ボート、ヨットなどなど、水関係が延々と放映されます。中国は暑いと頭では分かっていても、水を見ているとなんとなく寒くなってきます。
また、シドニーで正式種目となったトライアスロンは、金・銀メダルを制覇しただけに、今年もメダルが期待されています。
さらに、サイクリング、乗馬、射撃、ホッケーなど、今ひとつ馴染みのないスポーツが並びます。私としては、体操とか、新体操が見たいのですが、お昼にしか放映されていません(NZ選手は一人も出ていない)。ましてや柔道なんて、まったく無視です(おそらく野球も)。スポーツなんて万国共通と思っていましたが、国によって人気度も注目度も全然違います。
日曜日には、ホッケーを学校でやっている娘と一緒に、日本対NZの女子ホッケーのライブ放送をじっくり観戦しました。こちらではホッケーは非常に人気があります。
この試合は日本が2対1で勝ちました。そしてこの試合中、私が驚いたのは、どちらを応援するかで私の心が非常に揺れ動いたことです。文字どおり、「どちらもがんばれー、どちらも勝てー」という感じで、両方を応援していました。4年前なら迷わず日本を応援していたと思います。
そしてなぜか「利益相反(Confilict of Interest)」という言葉がぽわんと浮かんできたのでした。ちなみに「利益相反」とは、会社としての利益と個人としての利益がぶつかることなので、まったく使い方は誤っていますが…。