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大学生活2週目

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 先週は一通りの授業を受け、今週から二巡目です。やっとなんだか落ち着いて、何が分からなかったか、何を知らなければならないかをだんだんと把握してきた、という感じです。
 こちらの授業は、1コマ2時間ぶっ続けです。休憩はありません。初日の授業は、みんな同じパターンでした。
 まず、今セメスターの予定(授業内容、Assignment、Testの日程)が配られます。
 ざっと説明された後、クラスメンバーが名前、出身、簡単な経歴を自己紹介します。これは6人のクラスでも、40人のクラスでもありました。翻訳コースなだけに、NZ人が少数派で、中国人が多く、続いてヨーロピアンが続きます。
 この後、クラスの代表者を決めます。これは、このクラスについての受講者の意見や要望を大学にフィードバックするためだそうです(なにを実際にするかは知らない)。「はい、私やります」と手を挙げる人がいて、どのクラスもスムーズに決まりました。
 それから授業に入っていきます。授業は、内容によって、ディスカッションがメインの場合と、講義形式の場合があります。
 各クラスで最初に強調されるのは、「Plagiarism(盗作)」をしないこと。そのために、Referenceの重要性が強調されます。
 ごく当たり前に、「ReferenceはAPAで」と言われて、私は非常にとまどいました。思えば、20年前の大学時代に英語で論文など書いたことがなかったのです(というか、卒業論文でさえ、どのように書いたかを思い出せない)。
 APAとは、American Psychological Associationを指し、論文やエッセイのReferenceの代表的な指針として、この組織が作ったマニュアルを取り入れている大学が多いのです。そう、私が取っているコースは大学院レベルなので、こういうことは「常識」なのです。
 あわてて、大学のサイトで検索したら、ちゃんと、APAの虎の巻(How to reference using the American Psychological Association style of referencing 5th Edition)ファイルがありました。あーよかった。
 「そんなのもきちんと知らずに、翻訳をやっていたのか」とあきれた方も多いと思いますが、とにかく、こうやって、一つひとつつまずきながら、ちょっとずつ新しいことを体験している今日このごろです。

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みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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