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Paper追加登録の道のり

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 私が大学に通っている間に向上させたいと思っているものに、翻訳に関するスキルに加えて、Speakingがあります。そこで、今期は ESOL(English for Speakers of Other Language:読み方は「イーソル」)の「Advanced Academic Spoken English」のPaperを追加することにしました(こちらでは日本の大学でいう「科目」をPaperと言います)。前期に私なりに大変な思いをしたのですが、のど元過ぎればなんとやらで、あと半年でせっかくの大学が終わってしまうのに、なんとかもっと頑張らねば!と思い立ってしまったのです。
 そこで、後期が始まる数週間前に、ESOL担当教授に私がESOLの授業を受けることができるか、と問い合わせてみました。私のコースは Postgraduate、日本でいう大学院レベルなのに対し、ESOLはUndergraduate、大学生向けだからです。すぐに回答が来て、問題はないが、書類を提出しなければならない、とのことでした。そこで、その教授のアポを取り、教授のサインと学部の許可証が入った書類を文学部の事務局に提出しました。そのときに、窓口担当者があんまり慣れていないようだったので(何度も責任者のデスクに確認しに行っていた)、「私のようなパターンは珍しいですか?」と聞いたところ、「翻訳コースは英語の要件が高いから、あんまりESOLを取る人はいないので」と言われました。
 へえ、そりゃそうか、いいや、私は私なりに頑張るのだ、と思って、最後に「これで通常のオンライン登録ができるのですか?」と聞いたところ、「できます、でも、数日待ってください」と言われました(登録申請から授業料の支払い、成績管理まで、すべてオンライン化されている)。まだ後期の授業開始まで2週間ほどあったので、いくらなんでも間に合うだろうと思ったのでした。しかし、それは間違いでした。案の定って感じですが。
 ちゃんと数日待って、オンラインで登録をしようとしたのですが、「あなたには登録する資格がない」というメッセージが出て、登録ができなかったのです。
 そこで、まずはこの登録システムの担当事務局に問い合わせてみました。すると、「これは文学部の事務局に問い合わせてください」とのこと。そこで、文学部の事務局に電話をしましたが、留守電になってしまうので、仕方なくメールで、「これこれ、いついつに書類を出したのはどうなったか?」と問い合わせ、 数日かけて(なかなか返事が来ない!)、やりとりをして分かった驚愕の事実とは…。なんと、私が提出した書類は、行方不明となっていたのです!!
 「該当書類が見当たらないが、いつ、だれに渡したか?」と、事務局のScottという人からメールが来たので、「7月7日に、名前は覚えていないが、若い白人の男性で、確か眼鏡をかけていた人に渡した」と返事をしたら、「それは、ぼくのようですが、よく分からない」とのこと。気を取り直して「では、どうしたらいいですか?」とさらに問い合わせたのですが、音沙汰なし。おそらく、時間が来て帰ってしまったものと思われます。
 それが 後期の授業が始まる前の週の金曜日。ESOLの私が受ける予定の授業は、翌週の月曜日の朝8:00から・・・。
 まあ、授業自体は最初の2週間ぐらいなら登録せずに試しで受けてみる学生もいるので、まだ登録できていなくてもどうってことないのですが、どうしていいか、途方に暮れました。
 仕方がないので、とりあえず月曜日の授業を受けたあと、文学部の事務局に行ってみると、変更を希望する学生たちの長蛇の列。30分ほど並んで、やっと窓口にたどり着き、事情を説明した私に与えられたミッションとは・・・ (長くなってしまったので翌週へ。今は無事に登録が終わり、正規の受講生として授業は機嫌良く受けております。)

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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