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Industrial Action

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 木曜日早朝から、オークランド市内の主なバス会社がストライキ(こちらではindustrial actionという言い方が多い)に入っています。しかも交渉が成立するまで、期限は無期限。
 組合側の要求は、ドライバーの給与を次の3年間で合計10.5%の値上げ(初年度4.2%、2年目3.0%、3年目3.3%)するというもの。ただ、ようやく底が見えてきたとはいえ、リセッションまっただ中のNZ経済において、このような要求が通るのか、かなり疑問です。まあ、だからこそ、このような無期限のストライキに入ってしまった、ともいえますが。
 で、電車があまり発達しておらず、バスがメインの公共交通機関であるオークランドは大混乱か、というと、そうでもないのがおもしろいところ。今日ははりきって早めに出て、代替えバスルートの出発点まで車を走らせ、そこから街に出たのですが、バス自体もすんなり乗れたし、道路もスムーズに進んだので、いつもより大分早く大学に着いてしまいました。
 帰りも、まだストは終わっていませんでしたが、代替えバスに乗って、車を駐車している所まで座って帰ることができてしまいました。影響を受ける人は1日に7、8万人と報道されていたので、さぞかし大変だろうと思っていたのですが、なんだか拍子抜けです。それだけ、融通が利く(つまり休んでしまうとか、時間をずらすとか)人が多いのでしょうか。
 とりあえず今のところ、ストは解除されていない模様。はてさて、どうなることやら。

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みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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