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チェス大会

みなみ

通訳・翻訳者リレーブログ

 オークランドは、今日(水曜日)は穏やかでいい天気。もう春も間近、という雰囲気です。天気がいいと、朝晩は冷え込みますが、灼熱の暑さや洪水、土砂崩れ、さらに山火事と、様々な災害が地球上のあちこちで生じているのに比べたら、オークランドの天候は1年中、申し訳ないぐらい穏やか。物価が高いとか、サービスが悪いとか、娯楽が少ないとか、そんなことはすっかり帳消しにしてもおつりがくるぐらい、過ごしやすい気候です。
 そして、北半球では夏休みの時期ですが、こちらは9月下旬の春休みまで通常営業です。今日は、学校対抗のチェス大会があって、娘も参加したので、送迎を手伝ってきました。私のころの日本の中学校の部活といえば、試合は土日だったように思うのですが(先生も大変だったでしょうねえ)、こちらではトーナメントといえば、基本的に授業中に行われます。そして、「おおらかだなー」と思うのは、試合会場である他校までの送迎を親が担当するようになっていること。
 もちろん、大がかりな試合になれば、貸し切りバスで出かけることもありますが、このチェスのトーナメントの場合は、希望者はだれでも参加することができる気楽なもので、担当の先生が参加者の親に送迎を依頼します。私も、日頃お世話になっている学校に送迎ぐらいならできる、と思って、申し出ました(こういうとき、家で働いていると融通が利きます)。
 当日、私のスターレットには、娘、娘の親友、そして男の子2人がぎゅうぎゅうに乗り込み、さあ、出発。学校から20分ほど離れた試合会場の学校まで移動です。
 日本で中学1年生にあたる年齢って、まだまだかわいらしいんですね。「ぼく、校外に出るイベントに参加するのって、初めてなんだ。緊張しちゃうなあ」と、話しかけてきたり、4人でわいわい、だれが一番日本語がうまいか競い合ったり、話を聞いているだけで、とっても楽しかったです。
 着いた後、ほかの車が到着するのを待っている間に会場のホールをちょっとのぞいたら、ずらりとチェス台が並んでいて、なんだか格好良かったです。
 そして、帰りも、同じメンバーが乗り込んできたのですが、「もうちょっとゆっくり走ってよ。まだ学校に戻りたくないよ」とか「どうやって担任の先生に報告しようか」とか相談したりして、娘の学校生活が垣間見れて、楽しそうにやっているな、良かったな、と親としては非常にうれしかったのでした。
 肝心のチェスの方は、娘のチームは1回戦で4人全員が勝ったために、2回戦では他校の最強チームに当たることになってしまい、こてんぱんにやっつけられたそうですそうです。「あそこは強かったー」と感心していました。
 でも、「あー、楽しかった」と満足げだったので、送迎で協力できた親としても満足です。

 

夜はまだまだ冷え込むので、我が家のうさぎ、Candyはネコ化して、ストーブ前でまったりしています。

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記事を書いた人

みなみ

英日をメインとする翻訳者。2001年からニュージーランドで生活。家族は、夫(会社員)、娘(小学生)、ウサギ(ロップイヤー)。

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