おいしいニュージーランド
気候が穏やかなニュージーランドでは、作物がすくすく成長します。我が家の庭でも、永遠に初心者の私でさえ、あれこれ収穫できています。私が育てるのは、こちらのスーパーでは購入できないもの、あるいは購入できても高価なもので、でも割とと簡単に育てられるものがメインです。
ちょっと前に収穫したブドウです。紫色が巨峰、緑色がナイアガラ。今年は、袋掛けしていたのに、ブラックバードが袋を外して、巨峰の房をすっかり食べてしまう(しかも、たくさんあるナイアガラではなく!)、という事件が何回か発生し、収穫量が減ってしまいました。去年は全然大丈夫だったので、油断していました。袋の口を針金でぐるぐる巻いてあるのに、くちばしで器用に外して取ってしまうのです。賢い鳥もいるものだ、と感心しますが、来年は新たな対策を練る必要があります。
唐辛子は、なんとなく興味があって、数年前に苗を育ててみたら、気候が穏やかなオークランドでは枯れることなく、木のように成長して、毎年、どんどんできてきます。そんなに消費できないので、いろんな人にもらっていただいています。素人なので、からーいのができたり、ぜーぜんぜん辛くなかったり、安定しないのが問題ですが、外観がなんだかかわいくて、病気にもならず、手間いらずで楽しめます。
ミョウガは、この時期にどんどん出てきます。今のところ、スーパーでは売っていませんが、苗はオンラインで購入できました。我が家は私しか食べないので、それはもう野菜のように、わしわし、しゃきしゃき、食べています。
でもやっぱり消費が追い付かないので、いろんな人にもらっていただくのですが、今回はお礼にと、こんな釣りたての鯛と切り身のヒラマサを頂いて、「ミョウガで鯛を釣る」になってしまいました。日本から持参した、夫の祖母からの出刃包丁がこういう時に活躍します。
これから秋が深まってくると、筋子、生ガキ、栗などがおいしい季節になります。おいしいものがいっぱいのニュージーランドで、おいしい生活を自分なりに楽しんでいます。