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くらやみ祭り2016@府中大國魂神社
このコーナーでたびたび御紹介のとおり、仕事やらの合間に、いや、正確に言うと、仕事に支障が生じるギリギリのところで…カメラ首にぶら下げ、あちゃらこちゃら足を運んでは、ナニやらカニやら撮りながら、ニタニタほくそ笑んでおります。
そして、そんなナニやらカニやらの被写体として、最も興奮するさリスト上位に、常々輝いているのが……祭り…なのデス。
←←競馬場&競走馬は、しばらく前に見事殿堂入り。
と言うわけで、ちょっと前のことになっちゃいますが、今年のゴールデンウィーク中も行って参りました、恒例のくらやみ祭り@府中大國魂神社。幻想的で庶民的。わたしの大好きな祭りのひとつです。
“貴いものは、見ることを許されない”…との理由により、”くらやみ”で行われていたこの祭り。東京の”無形民俗文化財”に指定されています。
最寄り府中駅(京王線で新宿駅より約20分)から徒歩数分の地にある、大國魂神社&周辺で、毎年4月30日-5月6日に開催され、期間中は例年約70万人の人出で賑わいます。
まずは祭りの日程。
だいたい、こんな感じ。
↓↓ ここからしばし、大國魂神社HPほぼママ参照。
●4月30日
品川海上禊祓式「汐盛り」 ~午前9事半頃
→→神職御一行が、品川海上で身を清め、清めの汐水を大國魂神社に持ち帰る。大祭期間中の潔斎時には、この汐水を使用。
いよいよ、くらやみ祭りが始まります!
●5月1日
祈晴祭
→→大祭期間中の安全と好天を祈る祭典。
●5月2日
→→御鏡磨式
神輿につける鏡8枚を塩で磨き清め、本殿に納める儀式。
(=神輿奉持者の心も磨き清める意味合いあり)
●5月3日
山車の競演 ~午後6時-8時頃
→→山車が約8台、けやき並木に出て囃し立てる。
この”府中囃子”は、目黒流&船橋流とあり、同市の郷土芸能になっています。
競馬式(こまくらべ) ~午後8時
→→装具騎を乗せた一之駒から六之駒までの6頭が、旧甲州街道150mを3往復。
(=武蔵国府周辺に数多く存在した牧で生産されていた馬を、朝廷に献上するに当たり、府中の馬場で検閲の選定が行われていた。その行事が今のこの”こまくらべ”。1000以上年続いている古式)
●5月4日
御綱祭
→→神輿に綱を掛けお祓いし、御霊をお迎えする準備をする祭典。
萬燈大会 ~午後12時半-2時
→→地元青年会が中心となり、万灯の出来栄え&それを繰る者の技
を競う。
子供神輿渡御
→→子供神輿約20基のお祓いの後、参道とけやき並木を通り、町を練り歩く。
太鼓の響宴 ~午後5時-6時
→→日本最大級の大太鼓が神社鳥居前に勢揃い。
山車の巡行 ~午後6時-9時
→→24台の山車が提灯の明かりの仲、囃子を演奏しながら、大鳥居前の甲州街道&けやき並木を中心に巡行する。
●5月5日
例祭 ~午前10時
→→拝殿で執り行われる、最も重要な祭儀。
道清め
太鼓送り込み。
宮乃咩神社奉幣
御饌催促の儀
動座祭
威儀物授与
御霊遷の儀
→→御霊を本殿から各神輿に移す神事。
●神輿渡御 ~午後6時
→→花火の合図と共に、6つの大太鼓が打ち鳴らされ、神輿が大太鼓に導かれ、御旅処まで渡御する。
坪宮奉幣
野口仮屋の儀
やぶさめの儀 ~午後11時
●5月6日
神輿還御(おかえり) ~早朝4時-8時頃
→早朝4時、各神輿が御旅所を出発し、大太鼓に導かれながら町内を巡行した後、全8基が神社境内に還る。
鎮座祭 ~午前9時頃
→神輿から御霊を本殿に納め、大祭の終了を報告する祭典。
(こちらは一般非公開)
***
◆六宮と御神輿◆
一之宮:小野神社(多摩市)
二之宮:二宮神社(あきる野市)
三之宮:氷川神社(大宮市)
四之宮:秩父神社(秩父市)
五之宮:金鑚神社(埼玉県児玉郡)
六之宮:杉山神社(横浜市)
御本社:大國魂神社(府中市)
御霊宮:大國魂神社(府中市)
◆山車(府中囃子目黒流)◆
本町/番場/片町/本宿/欅若連/南町/矢崎/屋敷分/中川原/武蔵台/寿町
◆山車(府中囃子船橋流)◆
新宿/八幡町/是政/新成区/押立/新宿山谷/東町/小柳/下染屋
終了後しばらくの間は、山車の囃子が心地よく耳から離れず。
この1週間が終わると、”ああこれから夏が巡って来るんだなあ”…といつも思います。
いやあ~祭りって良いものですねえ!!(^-^)