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夢の早寝早起き人生

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通訳・翻訳者リレーブログ

ここ数ヶ月、明け方4時5時始まりの電話インタビューが続いていました。時差の関係上、この時間帯のインタビューは、良くあることなのですが、でもこのところ、これが立て続けに入ってしまったのです。おまけに、原稿書き続き&締め切り続き。ですから例えば、3時に原稿書きを終えたとしても、1時間寝て、インタビュー開始時間直前に、ちゃんと起きて…なんてことをする自信などなく、で、結局そのまま起き続け、インタビューに臨み、5時か6時頃に寝て、また8時頃に起きて、朝食をとり、野暮用を済ませ、そうしてまたベッドに飛び込み、で、昼頃に起きて、外出するか原稿書きの続きを行なうか…と、そんな日々続き、万年時差ボケ状態。もうヘロヘロ。そんな状態ゆえ、プライベート・ライフはボロボロ(ついでに肌もボロボロ)。
以前、知り合いの医師に相談したところ、“でも、規則正しい生活を送っていることに変わりはないから、下手に焦って、みんなの生活に合わせることはないんじゃないか? マイペース・マイペース!”と、励まされたのか、見放されたのか、まぁそんなことを言われ、“うーん、仕方ないっか”と、“普通の生活”を、半分諦めていました。
どうしたって、原稿書きは、電話や宅急便のピンポーンや、諸々のことに煩わされない、夜中の方が集中でき、うんと捗りますし(…捗る気がする)、外でのインタビュー仕事も、相手がミュージシャンということもあり、どんなに早くても昼頃始まり。ということで、何とかこんな状態でもやってこられたわけです。

でも、でも、今回はその後に、先週書いた、北海道への旅が控えていました。ですから、焦り始めていました。“このままズルズルいったら、とんでもないことになる!”…と。そう、今年冬の北海道の旅や、春の上高地・開山祭へ行った時のことが、鮮明に蘇ってきたのです。あぁ、悪夢!
どちらも明け方4-5時自宅出発、つまり3-4時起き。でも、そんなこといきなりやろう…ったって、土台無理な話。前夜に仕事を終わらせ(OR終わらせるのを諦め)、夜中前にベッドに入ったって、そりゃ、あーた、すんなり寝られるわけなどありませぬ。だいたいあたしゃ、小学校の頃から、遠足の前夜には、興奮してなかなか眠つけない人間でして…。そんなわけで、北海道も上高地も、殆ど一睡も出来ないまま、大嫌いな飛行機&笑っちゃうほど揺れるバスに乗り、現地入りした途端、吐き気をもよおし、散々な目に遭ってしまいました。

“そんなことは、もうこりごり!”…ということで、北海道へ行く数週間前から始めたのが、“超”早寝&“超”早起き。11時前に寝て、5時頃起きる生活。あぁ、夢の早寝早起き・堅気の人生! “明け方起きて、すぐにパソコンを立ち上げて、仕事を始めると、頭が驚くほど冴えて、原稿書きも捗るよ!”と、何人かの友達に言われ、ずっとその甘い生活に憧れてはいた…のですが、今回それをとうとう、実行に移したわけなのです。

で、どうなったか…。はい、とりあえず、北海道上陸前夜は、しっかり寝て、鉄の塊の飛行にも耐え、吐きもせずに現地入りし、快適な旅をすることが出来ました。
で、その後も続いていますよ、堅気の人生! “超”が付かない場合の方が多く、その上、原稿書きに夢中になり、気がついたら“ありゃ夜中2時過ぎ!”…で、慌ててベッドに飛び込む…なんてこともありますが…。でもこの習慣、なんとか維持しています。
だから早朝の電話だって、冴えた頭でちゃんと出るからね。皆さん、ご遠慮なく、お電話くださいな。以前だったら、ねぇ〜。夢の中、“ふにゃふにゃ、はいはい、締め切り、おっけぇ〜!”…と威勢の良い受け答え。で、受話器を下ろし、また夢の続き。で、大変なのは、ちゃんと目覚めてから。“あたしゃ誰かに仕事の約束、しちゃった気が…するけど、でも、誰と何の話、したんだっけなぁ? いや待てよ、あれはもしや、夢の中の出来事か?”…と、着信履歴を見ながら、恐る恐る電話をし、“今朝この部署の誰かが、あたしに電話くれたと思うんだけど、それは誰?”と、その“誰か”を探し当てて貰い、で、その誰かに、“あたし、何の仕事を請けた?”と確認するザマ。でも、それもこれも過去のこと。今はもう、絶対に起きませんので。はい。
ってそんな話、まぁさて置き…。

でもなぁ…なんだかさぁ…と、少々腑に落ちないこともあります。だって、早く寝る為に、夕方から夜に掛けて、物凄い勢いで、諸々の用事を済ませ、無類の風呂好きのこのあたしが、本当は1時間半は入っていたいのに、今じゃあカラスも真っ青の状態よ。ゆったりした生活を送りたいのに、パタパタせっかち極まりない。堅気の日々を送るのに、こんな忙しない夜、過ごさなきゃならないのかい? うーん、何かが違う…って気が…しないでもないが…。まぁいいっか。
肝心の“頭が冴えて、原稿が捗る”話も、いまのところ、実感が湧き切れていないし…で。まぁいいっか。

さてさて、こんな生活、いつまで続くことやら。乞うご期待。あー見物です!

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高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

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