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紅葉狩りが、雪を愛でる旅に…の巻

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通訳・翻訳者リレーブログ

と言うわけで、先週のこのコーナーで、慎之介&ねねがお伝えしたとおり、行って参りました、紅葉を愛でに黒部立山アルペンルートへ。

あぁ…しかし…です……。
土壇場になって、歌詞の内容を変えるという“ワザ”をやってのけた輩のお陰で、出発数時間前まで、唸りながらの原稿書き&直し…で、ヘロヘロの身体にムチ打って…と、まぁ、毎度のことながらの出だし…です。

とにかく、東京—埼玉—群馬—長野—新潟—富山と、一気に6県を駆け抜けながら、宇奈月へ到着。
そこでスリリングなトロッコ“オープンカー”電車に乗り、顔に吹きつける心地よい冷風を感じながら、黒部峡谷を走行し、いざ鐘釣へ。そうして1時間ほど秘境を散策。でも肝心の紅葉は、数日遅かった感じでしたね。ちゃんと計算したつもりだったのですが…。おまけに、はっきりしない曇り空。あるいは雨上がりだったなら、素敵だったとは思うのですが、うーん、残念!

その夜は、立山連峰を望む富山市に宿泊。夕食に頂いたホタルイカ&カニ&マグロ等の刺身の、新鮮で美味しかったこと! しかしお店の人に聞いたところ、ホタルイカ以外は、殆どが外国産なのだとか。うーん、ちょっと複雑。

翌朝、富山を6時に出発し、美女平=室堂=大観峰=黒部平=黒部湖=黒部ダム…と、屏風画のように連なる、後立山連峰の大パノラマを背景に、ケーブルカー&ロープウェイ&トロリーバスを乗り継ぎながらの、雄大なる立山黒部アルペンルート。

↑ロープウェイで下界の黒部湖へ

で、“今日こそは”と楽しみにしていた紅葉は、うーん、もうすっかり枯れていましたね。あぁあー。
でも、でもです……。
標高約2500メートルの室堂は、何と2℃! 辺り一面真っ白! 11月初旬に、こんな光景に出会えるとは…。雪景色を見ると、歓喜の雄叫び上げたくなる私は、いきなりとても幸せな気分になり、迷わずそこに腰を下ろしました。そうして、富山から持参した“鱒寿司弁当”を広げ、冷たい空気を身体一杯吸い込み、目の前を雲々が流れるのをボーッと眺めながらの、何とも贅沢な昼食を堪能。

その後、扇沢=信濃大町=安曇野…と、トンネルで富山と長野の県境を通過しながら、帰路に着きました。

↑立山連峰を眺めながらの昼食。最高級の贅沢!

で、当初の予定だった“紅葉狩り”ですが、扇沢方面で、なかなか美しい風景を、幾度か目にすることが出来ました。
それから安曇野で出会った、薄ら雲渦巻く紺青色の夜空が、何とも形容しがたいほどに美しかったですね。これから何者かが舞い降りてきて、小舞台が始まるかのような幻想的なその光景に、うっとり見入ってしまいました。

と、こうして書きながらも、ゼーゼー息苦しくなるほどの、今回の強行スケジュール。“なっ、なんで?”…って、まぁ、“出だし慌しければ最後まで慌しい”…と言うことでして……。
出発前夜、“原稿、週明け朝イチは無理”と、担当レコード会社ディレクターに泣いてみたところ、思い切り“逆泣き”されてしまいまして…。それで急遽帰宅&貫徹…と相成ったわけです。途中で某コーヒー屋に飛び込み、カプチーノ・グランデをテイクアウトして…ね。涙〜。

と言うわけで、怒涛の1泊2日“紅葉狩りが雪見になってしまった黒部立山駆け足小旅行”…の巻でありました。

↑安曇野の夜空。何とも幻想的な光景

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高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

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