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真っ赤っかの次は渋めの赤!

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通訳・翻訳者リレーブログ

昔からとにかく、“赤”“赤系”が大好き。
“赤色”は、はっきりしていて、凛々しい。気持ちが良いし、断トツに美しい。
従って、プライベート・スペースの絨毯やカーテンやクッション、それから小物のあれこれに至るまで、周囲には何かと赤系が多い。
外出先で赤色の車を目撃すると、思わず追い掛けたくなりますし、この春には、某イタリアン・ブランドのショウウインドーに飾ってあった、“真っ赤っか”の皮ジャンにうっとり見入り、何度も行ったり来たりしましたっけ(結局購入しませんでしたが…)。それから、iPODのレッド版が出た時には、“あ〜、やられた!”…と思いましたし、2台目マウンテンバイクは、絶対にメタリック・レッド…と今から決めています。

そう言えば、
日本語には“赤色”を形容した、美しい言葉・漢字がたくさんありますよねぇ。
“紅色”“紅(くれない)”“唐紅”“深紅”“真紅”“朱色”“朱(あけ)”“茜色”“薔薇色”“緋色(ひいろ)”“臙脂(えんじ)”“薄紅色”“暁色”……。

それから、
赤は、自律神経を刺激するらしいです。まさに原稿書きの環境にも、ぴったり。赤系の色に囲まれていると、やる気が起きますし、新しい発想もどんどん湧いてきます。
余談—。

話しを戻して……

そんな中、つい先日、お気に入りの“真っ赤っかな子”が、ひとり静かにリタイヤしていきました。
この彼、付き合って間もない頃より、どうも様子がおかしくて。どうやら最初から相当の問題児だったようでして…。
従って、同じ“真っ赤っかな子”と暮らす友人は、1年もしない内に、さっさと見切りをつけ、新しい彼にお乗り換え。

一方、ダラダラと付き合い続けている私を見て:

友人 「あんなダメなヤツと、よーく続いてるねぇ」
ぺこたん 「うん、まぁ何とかやってるよ」
友人 「それってさぁ、ヘンなヤツだってことに、気づいてないってだけなんじゃないの??」
ぺこたん 「ん…?」
友人 「ほらっ、大雪が降ってるのに、まるで気づかずに、“今日は天気がいいねぇ〜”…って能天気にホザいてる…みたいなぁ〜」
ぺこたん 「………」
友人 「ほんと、ぺこたんらしいぜ、アッハッハ!」

まぁ、確かに、時々言うことを聞かない。それは感づいていました。でも、見捨てなければならない…というほどの状況でもなく。
だいたい、乗り換えるったって、“これだ!”と思う“新しい赤い子”とまるで出会えず。だから仕方ない。
同じ“赤系”でも、“美しい赤系”でなければ意味ないし。“ケチャップ系の赤”とか、“ピンク色に近い赤”は見かけますが、そんなの、絶対にダメダメ。まるで美しくない!
四六時中、付き合わなければならない相手。ですからルックス重視。見た目が素敵でなければ嫌。妥協など出来ない。
それでずっと、のらりくらり、この真っ赤っかと付き合っていました。

ところが先日、どうにもならない、決定的な状況に陥り、“これはもう、ダメだ!”…と匙を投げたのでした。
でも付き合い始めて、まだ3年半ほど。世間では2年くらいで、さっさと乗り換えるらしいですが、でも私にとり、3年半と言うのは、あまりに短い期間です。
でも、仕方あるまい。まるで使い物にならなくなってしまったのですから…。

と言うわけで先週末、さっそく“新しい子”を探しに行ったところ、タイミングよく、いましたいました、“美しい赤色”が…! これまでの“真っ赤っか”とは異なり、“渋めの赤”ですが。でもこれが、なかなかのルックスです。
それで迷わず、さっさと自宅へ連れて帰って来ました。

そうしてこの数日間、あれこれ相手しているのですが、これが前の子よりも、色々な面で優れているので、驚きです。僅か3年半でこんなにも違うとは! 素晴らしいです。とてもスリムですし、軽いですし、触れた感じもなかなか。性格も穏やかで、声もソフト。ただひとつの難点と言えば、海外が苦手だということ。まぁその時はその時で考えます。
それにしても、これで4人目とは!
今度は、長い付き合いでありますように……。

≪部屋でくつろぐ現在の彼≫
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追伸: “新しい彼”が紹介されているカタログ(6月号)のb4-5頁に、私の大好きな写真家・岡嶋和幸氏の、とてもロマンティックで美しい作品&文章が掲載されています。お近くのソフトバンク店などにお立ち寄りの際には、ぜひぜひお手に取って見てください。

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記事を書いた人

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高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

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