第29回オリンピック北京大会を振り返って
史上最多の204の国と地域が参加した、17日間に及ぶ北京オリンピックが、8月24日、幕を閉じました。
学生時代、ずっと陸上競技をやっていて、年1回の運動会の為に学校通いしていたような私にとり、テレビをつけると、必ず何らかのスポーツが観られるというのは、なんとも贅沢で幸せな日々でした。
●8日(金)
**開会式@鳥の巣。
あぁ華やか。でも長過ぎ! 巨人の足跡花火、一部がCGとの後日報道あり。それでも良いじゃないの。一大スペクタクル・エンターテインメント・ショウなのですから。斬新で素晴らしかったと思います。女の子の歌が、実は口パク? 国家の名誉の為? でもまぁ、これインターテンメント先進国では、決して珍しいことでもなく。唯一気になるのは、ご両人の思い。
☆☆視聴率: 日本37.1%、中国98.1%。mmmnnn…。
●9日(土)
*バレーボール女子・対アメリカ戦。あややややぁ〜〜〜。
*競泳男女共。日本新記録、それでも予選落ち。世界の壁を実感。
●10日(日)
*サッカー男子・対ナイジェリア戦。あややややぁ〜〜〜。
●11日(月)
*バレーボール男子・対ベネズエラ戦。およよよよっ〜〜。
*競泳男子100M平泳ぎ・金メダル・北島選手。
★有言実行。とにかくカッコ良かった。インタビュー中、家族だ苦労だ何だとプライベートをフニャラフニャラ持ち出さず、浪花節調一切なし。それがまたスマートで素敵。
☆☆それにしても…頂点を極め、4年後にまたそこに立つということ。4年に1度の大舞台に、自分のベストを合わせることの凄さ。それまでモティベーションを持ち続け、その瞬間にかけられること。己との戦い。とても眩しく映ります。
●12日(火)
*柔道女子63キロ級・金メダル・谷本選手。5試合すべて“1本勝ち”。気持ち良かった! これぞ柔道、JUDOではなく。しかし、“伝統”か“進化”か。難問だ。
*体操男子団体・銀メダル・日本。とにかく強かった中国。文句なしの金!
★それにしても…富田選手、相変わらずの美しさ。アスリートもアーティスト。真っ先に思い浮かぶのは、この人。
☆☆しかし…競争相手に負けて欲しいようなニュアンスのアナウンス。あれは頂けない。気持ちの良いものではない。
●13日(水)
*野球・対キューバ戦。あ〜〜〜。
*サッカー男子・対オランダ戦。あ〜〜〜〜。
*バレーボール女子・対ポーランド戦。お〜〜〜。
●14日(木)
*バレーボール男子・対中国戦。あ〜〜〜。
*体操男子個人総合・銀メダル・内村選手。
★好物:チョコレート、趣味:寝ること、体育の成績:殆ど3、マイペースなKY…との報道あり。いいぞ、内村くん! 4年後に期待。
★しかし…あん馬で2度落下も、銀メダルを取れたのは、驚き。“点数判定物競技”、ナゾ多し。
●15日(金)
*バレーボール女子・対キューバ戦。あ〜〜〜。
*柔道女子78キロ級・銀メダル・塚田選手。おめでとうございます!
★それにしても、金メダルに輝いた選手。何度もベルト直し、試合中断。あれはアリ…なのですか?
●16日(土)
*野球・対韓国戦。ふ〜〜〜。
*バレーボール男子。対ベネズエラ戦。あ〜〜〜。
*レスリング女子48キロ級・銀メタル・伊調選手。とても爽やかで素敵でした。
★授賞式でカナダ国歌を久々聴いた時は、ウルウルしちゃいましたが…。
*レスリング女子55キロ級・金メダル・吉田選手。心からのおめでとう! 辛い半年を想像。負けは人を強くすること実感。
*陸上男子100M・準決勝・タイソン・ゲイ選手(米国)。ショック!
**そうして、そうして…男子陸上100M決勝! 金メダル・ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)。あれは何だったのでしょう?!! 呆然……。
●17日(日)
*バレーボール女子・対中国戦。あ〜〜〜。
☆☆余談:女性アナウンサーのキーキー甲高い声、あれは何とかならないものか。同時通訳クラスでさえ、真っ先にやらされたのは、低く太く落ち着いた声を出す訓練だったが…。
●18日(月)
*陸上女子棒高跳び・金メダル・エレーナ・イシンバエワ選手(ロシア)。世界新記録。相変わらず素敵。
*バレーボール男子・対アメリカ戦。あ〜〜〜。
●19日(火)
*体操男子種目別・富田選手。ありがとうございました。4年後も観られるのでしょうか…。
*バレーボール女子・対ブラジル戦。ふ〜〜〜。
☆☆余談:コカコーラのオリンピック版TV-CM。いつものことながら、さすが魅力的!
●20日(水)
*陸上男子200M決勝・金メダル・ウサイン・ボルト選手。カール・ルイス以来、100M&200M金メダル獲得。マイケル・ジョーダンの200M世界記録、12年ぶりに破られる。それも御本人の面前で!
*野球・対アメリカ戦。3軍選手相手に、これか?
●21日(木)
*ソフトボール・対アメリカ戦。上野投手。計413球!!
★アメリカ・チームを見ていると、アメリカン・スクール時代の友達等を思い出します、色々な意味で。
★★それにしても…試合の内容とは別に、何と言っても、宇津木元監督のあの解説! とってもブラボ〜であります!!
*サッカー女子・日本チーム。感動いたしました!
●22日(金)
*陸上男子400Mリレー。日本、銅メダル、おめでとうございます。バトン渡しの凄技、深く感動。
★ジャマイカ、強過ぎです! ゴール直前、他の国の選手が一瞬画面から消え、日本人としてとても焦りました(苦笑)。
*カヤック・女子500M・日本・6位入選。今回ゆっくり観戦し、そのカッコ良さを知りました。
*野球・対韓国戦。あ〜〜〜。
●23日(土)
*野球・対アメリカ戦。なんじゃ、こりゃあ〜〜??
*サッカー男子。ナイジェリアVSアルゼンチン戦。流石です。
*シンクロ女子・フリールーティン。ロシア、文句なしの金メダル。日本5位、素人見でも、妥当と実感。哀し。
☆☆そうそう…“精一杯やったから、悔いはない”という、今回競技後度々耳にしたセリフ。あの瞬間あぁ言い切りたくなる気持ち、分からなくもないが、本当は物凄く悔いて欲しいし、そう言って欲しい。そこで満足してしまったら、その時点で成長は止まってしまい、先へは進めなくなりそうだから…。
●24日(日)
*バレーボール男子・アメリカVSブラジル。最後の最後に、素晴らしい“第一級品もの”、見せて貰いました!
**閉会式@鳥の巣。
開会式に比べ、コンパクトだったので、ホッ。
★あっ、ジミー・ペイジ、出ていましたね〜! どうせならロバート・プラ
ントで聴きたかったなぁ。そうして…あの盛り上がりのまま、4年後のロンドンに思いを馳せながら、大会を終わらせて欲しかった。予想外の場所で、ワン・リーホンくんの元気そうな姿が観られて、嬉しかったが…。
こうして振り返ってみると、今回は随分“ライヴ”で観たな…と思います。現地との時差も僅か1時間だった為、原稿に追われがちな夜間とは異なり、楽しくじっくり余裕で観られました。
それにしても、長年何かに打ち込んできた人、そういうものを持っている人は、それがどういう分野であれ、とてもとても美しい!
★★最後に……私の中のNO.1モーメント: 16日の陸上男子100M決勝。
金メダリスト・ウサイン・ボルト選手の“あの”走り! あれはいったい何だったのでしょう?? 力抜き周囲見渡しゴールする100M走者、生まれて初めて観ました……。