日々の中で感じる不思議
外出時、時間に余裕があると、必ず立ち寄るのが本屋さん。
そこでいつも思うのが、この国の本愛好家(?)の多さ。
実際に、本を手に取っている人はとても多いですし、レジ前はいつも長蛇の列。
出版業界の不況が身に染みる今日この頃ですが、そういう光景を見るにつけ、とても不思議でなりません。
私の大好きな3大街: ㈰表参道 ㈪新宿 ㈫銀座
いつ行っても、凄い人・人・人! 服屋もブランド・ショップも家電屋も、何処もいつも大混雑。買い物袋をぶら下げている人も多い。と言うことは、みんな実際に物を買っている…と言うことなわけで。
店がいつも閑散としている国を多く見ていますが、この国の都心のこの混みよう、この熱気には、驚かされるばかりです。
不況?? どーなっているのだろう。
それでも先日のテレビで、日本人の自殺率に関する、衝撃的な話をしていましたっけ。
一方、中学&高校時代に住んでいた国&その周辺諸国。
日本人にとっては、信じられないような貧富の差、失業率の高さ。それでもみんな明るく生きていて、自殺率も非常に低い。
どーしてなのだろう。
それで思い出しましたが、幼稚園&小学校時代に住んでいた国の友達。
ずっと失業保険暮らし。もう何年も。そうして、日本で言うところの“瀟洒な一戸建て”に、ゆったり住んでいます。
どーなっているのだろう。
話はガラッと変わり、今度はここ日本、地元バスの不思議。
自宅より最寄り駅まで出るのに、このバスを利用するのですが、戸惑うのが両替時。とても焦ります。
“両替は降りる前にお早めにご用意を”…と言うような放送が流れるので、慌ててやろうとすると、“お客さん、バスが止まってからにしてください”…と必ず注意されます。
って、あーた、そうしたら私は、いつ両替すれば良いって言うのさ?
そうそう、ウチの猫。
今朝もまた、手で丁寧にご飯を掬いながら、朝食をとっていました。
って、猫なのだから、直接口でガバッと食べれば良いのに、な…なぜそんな面倒なこと、するのだよ??
それから、昨年末からかかっている歯医者。
詰め物が2か所とれてしまったため…なのです、が、これが通えど通えど……終わらない。
って、なぜ??
幼稚園&小学校時代に住んでいたあの国でも、中学&高校時代に住んでいたあの国でも、サッと麻酔をかけ、バッとまとめて処置してくれたのですが…。
その代わり、しばらくは涎ダラダラ、話すことも出来ず、使いものにならない状況に陥るわけですが。それでもあの方が、よほどラクで有難かった気がします。
昨日、朝方の電話インタビュー。
終了後、“いまそっちは何時?”…と訊ねられ、“朝の7時”…と答えると、“ひえ〜っ!”…と必要以上に驚かれ、そうして優しく言われました: “これ終わったら、さっさと寝るんだよ!”…と。
あっ、はい、ありがとうございます。でも、あの〜、ちゃんと一度寝て、それでちょっとだけ早起きして、で、こうして電話しているだけなのですが……。
明け方の電話インタビューでは大概、まず間違いなく、交わされるこの会話。これぞ、まさに“ロック会話”。
不思議なロックンローラーくんの日常生活を、垣間見る瞬間であります。
数日前に行なった電話インタビュー。
約束の時間に電話したところ、聞こえてくるは、“ただいま留守をしています”テープ。メッセージを入れても、もちろん返事は来ず。レコード会社に仕切り直しして貰い、翌日に2度目のトライ。ところがまた、同じテープがただただ虚しく流れるばかり。
そうしてそのまた翌日、3度目の正直。これでやっと繋がります。で、開口一番、“どうしたんですか、2度も!?”…と訊ねたところ、ヘラヘラ笑いながら、“やっと繋がって良かった良かった!”…と、返事になっていない返事が返ってきました。
“あのねぇ〜〜〜!!!”…と思いながらも、その時ふっと気づいたこと: あっ、日本人でなくても、こういう時に笑うんだ。
笑うべきではないようなところで、ヘラヘラ笑う日本人が、常日頃とても不思議でならないのですが、これは日本人だけではなかったのか…。
新しい発見をした瞬間でありました。
原稿書き。
半日経っているのに、1行も“増えていない”ことに気づいた瞬間。いや、それよりも、いつの間にか半日経っていることに気づいた瞬間。
これは不思議…と言うよりは、とっても怖い話。
怖い話と言えば…
ついこの間やったばかりだと思っていた確定申告。
あれからもう1年?! 今年もその時期が、さっさとやって参りました。明日やらないと、間に合いそうにありません。何とかしましょう…。
それにしても、大人になってからの、時の流れの早さには、恐ろしいものがあります。この調子でいくと、あっという間に、桜の季節が巡って来るのだろうな…。
…と、うまく繋がったところで、桜の話。
桜咲く美しい風景写真を眺めている内に、無性に新幹線で飛んで行きたくなってしまいました。まさに、例のキャッチ・フレーズ、“そうだ、京都へ行こう!”…です。
で、思い立ったら吉日。先日さっそくチケットを購入に、旅行会社窓口へ。
ところが、予定していた日の初日が、とても人気の日だったようで、足場の良い泊まり慣れたホテルが、思うようには取れず。で結局、大津・琵琶湖畔に1泊した後に、京都入りすることに。予想外の展開ですが、まぁ人生、流れに逆らいたくはないし、これは未だ見ぬ琵琶湖を、“見てけ!”…と言うお告げなのだと感じています。
それにしても、桜咲く美しい季節とはいえ、1か月前から、この混みよう。国内旅行がこんなに高い…にも拘らずです。窓口の人いわく: “皆さん、年が明けたらすぐに申し込みに来るくらいですよ”。って、およよっ〜!
不況だ不況だと言われるこの国に於いて、とても不思議でなりません。
……と、その前に仕事あれこれを、しっかり処理できるのだろうか。それを思うと、それこそ、とても恐ろしくなってきます。世の不思議話に、ボーッと思い巡らせている場合などではありません……。