ねね：　久しぶりだニャッ。
慎之介：　ンだっ。
ねね：　でも、意味わからニャッ！
慎之介：　ニャンでっ？
ねね：　だって、アタイたちが書かなきゃいけないってことは、ねーたん忙しいってことでしょ？
慎之介：　ンだっ。
ねね：　でもねーたん、2か月働き詰めだったから、先週木曜日から、休養してたンとちゃう？
慎之介：　どーせなら、きっちり1週間休むって、ヘンな理屈つけながら、そこでひっくり返ったまま、まるで動かん。
ねね：　フーン。もしかして、休みグセついたンとちゃう？
慎之介：　ってわけでもないと思うけんど、そうとうダラダラしてるニャッ。
ねね：　あー、北国育ちだから、蒸し暑いのが大の苦手だしニャッ。
慎之介：　ンだっ。
ねね：　けど日々、なにしてるン？
慎之介：　ひっくり返ってる。
ねね：　それはいま聞いたけど、1日中ひっくり返ってるわけにもいかんでしょ？
慎之介：　ひっくり返りながら、ひたすら本を読んでる。
ねね：　普段ゆっくり読めないから、それは至福の時なんだろうニャッ！
慎之介：　らしい。
ねね：　で、どんなン読んでるん？
慎之介：　『仕事道楽　スタジオジブリの現場』（プロデューサー鈴木敏夫の話）、『わが夫、チェ・ゲバラ　愛と革命の追憶』（ゲバラ妻の話）、『きみが住む星』（池澤夏樹氏作の美しい詩＆写真の世界）、『百寺巡礼・京都編』（奈良編に続き、五木寛之氏）、『The Soloist』（LA TimesコラムニストSteve Lopezが、元ジュリアード現ホームレス・アーティストを救おうとする、もしかして余計なお世話かも…話）、『小山登美夫の何もしないプロデュース術』（カッコいいギャラリストの話）。“しばらく休む！”って決めた時に、まとめ買いしたらしい。
ねね：　なんか、バラバラのようでて、けっこう共通項ある感じだニャッ。
慎之介：　ンだっ。

ねね：　本屋で、あとはなにしたん？
慎之介：　カメラ雑誌に載ってる、友人の写真家たちのページを眺めてた。それからファッション誌が、もう皮ジャン＆ブーツ特集をしてるんで、ギョッとしてた。
ねね：　ハッハッハ！
慎之介：　それから、手伝ってた写真集を、棚の一番目立つ場所に並べ替えて、それで、その場を速やかに去った…らしい。
ねね：　アッハッハ！　いつもやってることだっ！

慎之介：　レコード屋にも行ったって。
ねね：　で、また並べ替え？？
慎之介：　ニャにあらず。売り上げベスト5の中に、仕事したアルバムが2枚入ってたって、喜んでた。
ねね：　あっ、サラ・ブライトマンの新しいの！
慎之介：　うんニャッ。織田裕二さまが出てらっしゃる映画のサントラね。
ねね：　映画と言えば、観たいものが観れてないらしいジャン？
慎之介：　ンだっ。『愛を読むひと』と『剣岳』。
ねね：　早くしないと終わっちゃうよ。
慎之介：　ニャ〜。夏休みに入ると、子供の映画に切り替わっちゃったりするしニャッ。

ねね：　あっ、出遅れたと言えば、夏のバーゲンも、完璧に出遅れたらしいニャッ？
慎之介：　らしいニャッ。ひっくり返ってる間に、もう秋物ジャン。
ねね：　だよニャッ。
慎之介：　あっ、話変わるけンど、この間、高校時代の仲間と鳥屋さんさ行ったらしい。
ねね：　トリ？？　お〜、いいねぇ〜！
慎之介：　ササミ、美味しいよねっ！
ねね：　うん、うん！
慎之介：　でもねーたん、楽しみにしていた親子丼が、そぼろ＆卵だったって、ちょっとガッカリしてたン。
ねね：　確かに、それも“親子”ではあるけど…。
慎之介：　うーん、微妙だニャッ。

ねね：　で、ねーたん、来週は戻って来てくれるんだろうニャッ？
慎之介：　だども。対訳され待ちのアルバムが3枚と、インタビュー原稿が1本と、それから、写真集の仕事も残ってるって言ってた。それを2週間くらいでやんなきゃいけないみたいだっ。
ねね：　対訳やったアーティストの来日もあるし、友達のライヴもあるし、写真展もあるし…。そろそろ戻って来ないと、また大変なことになるンとちゃう？
慎之介：　ねーたんに、そう言ってるんだけどニャア…。
ねね：　ところで、今週こうして代わりに書いてあげたお礼に、アタイはさっ、ササミを山盛りほしいニャッ〜。
慎之介：　ンだっ。これからねーたんに相談してくるニャッ！