BLOG&NEWS

皆さまからの御質問

サイトデフォルト

通訳・翻訳者リレーブログ

チャートを賑わすアーティストや、話題の映画サウンドトラックの、歌詞対訳やインタビューを担当すると、皆さんから頂くお便りが増えます。
御意見御感想、温かいお言葉の数々は、何よりもの励みになります。本当にもったいないほど、ありがたく、身の引き締まる思いがします。
ひとつひとつにお返事ができず、申し訳ない気持ちで一杯です。代わりにと言っては何ですが、今週は最近頂いた御質問を中心に、色々と綴ってみたいと思います。

●この仕事を始めるきっかけは?
A: 20歳の頃、購読していた音楽雑誌の編集部に、突然電話をし、編集長を呼び出し、“音楽が大好き。英語ができる。何かやることないか?”と聞いたのが、すべての始まりです。詳しくは2009年11月04日アップ分『すべての始まりは1本の電話から』を、お読みになって頂けると嬉しいです。

●売り込み・営業はしていますか?
A: 雑誌社を辞めて、フリーランサーになる時に、これまでお世話になった方々へ、挨拶の葉書を出しました。その後はありがたいことに、その皆さんを通して、紹介のまた紹介等々で、これまでやってこられています。

●仕事の内容は?
A: アーティストのサポーター(⇒⇒アーティストのアルバム・リリースand/or来日ツアーに合わせたプロモーション全般⇒⇒インタビュー&起こし&原稿書き、アルバム歌詞対訳、バイオ翻訳などなど)。

●因みに現在抱えている仕事は?
A: 今週中にやらなければならないのは、アルバム歌詞対訳2作(2アーティスト)分、それからインタビュー&原稿書き1アーティスト分。

●幾つになっても始められますか?
A: 仕事一般に関して思うのは、ある時期までに(30歳くらいまででしょうか)、人生を歩む為の自分の“道具”を手に入れておいた方が、その後生き易くなるということ。その後はその道具を磨き、使い方を工夫し、その世界を極めることに集中する時期になるのだと思います。

●帰国子女でないと駄目ですか?
A: “帰国子女”と“そうでない人”に分類するのは、どうかとは思います。その一方が良くて、一方が駄目ということはないですし…。結局はその人の資質の問題ではないでしょうか。
この世界に限って言えば、ほぼ全員が帰国子女と海外留学経験者です。それは言葉を繰ることと同時に、コミュニケーション能力も、同じくらいに問われるからではないでしょうか。それに加え、視野の広い人、偏見のない人、柔軟性のある人が向いていると思います。母国以外の国で暮らし、多文化や人種と接した経験を多くもつ人には、そのような人が多いように感じます。

●仕事をする上で心掛けていることは?
A: 仕事の依頼を受けたら、即お返事をすること。外出時のメールには、転送先からすぐに御連絡するようにしています。
原稿書き・翻訳作業時には、自分を過信しないこと。うっかりミスをしない為にも、単語ひとつひとつを丁寧に追いながら、辞書やネットなどでマメに確認・下調べをするようにしています。

●日々必ずやっていることは?
A: 新たに出会った単語や表現は、その場でメモしておき、翌日仕事を始める前に、それを読み返し、単語帳に記しています(これは通訳翻訳業に携わる皆さんが、やられていることだと思います)。

●必要な道具は?
A: パソコン、携帯電話、速記ノート&ペン、メモ帳、テープレコーダー&録音用器具、iPOD、辞書、愛情、健康。

●この仕事の醍醐味は?
A: 素敵なアーティストたちと出会えること。私のような立場にいる者とは異なり、ゼロから何かを生み出し、人々に感動を与えられる彼等を、こころから尊敬しています。

●新人とベテランの違いは?
A: 新人には、パンパンになっている人が多いですが、ベテランは、エネルギーの出し方を心得ていますし、無駄がありません。ひと言で説明するのは難しいのですが…。

●生き残っているアーティストに共通することは?
A: 才能、色気、オーラ、謙虚な姿勢、余裕(=周囲に向ける温かな眼差し)。人を弾きつける力(=生まれもったもの)。独自の世界観。有能なスタッフ。

●思い出に残るアーティストは?
A: オジー・オズボーン、マイケル・シェンカー、ジューダス・プリーストなどなど。

●仕事に求めるもの、仕事選びで大事にしていることとは?
A: こころが喜ぶこと、ワクワクすること。好きか好きでないか、夢中になれるか夢中になれないか。これに尽きます。(^−^)

●ここまでやってこられた要因は?
A: 運&縁&直観。やりたいこと・できることが他になかった。

●仕事に必要なものは?
A: 強風が吹いた時にも、折れない柔軟性。雪崩が起きても、崩れない裾野の広さ。偏った拘り。空気を読まない強さ。

●逆に邪魔になると思うものは?
A: 理屈、理論、分析(力)。周囲を気にし過ぎる心。

●原稿書き時に意識していることは?
A: 分かり易い単語、短い文章、句読点をしっかり置くこと。日本語で表現できるものであれば、外来語は使用しないこと。独り善がりでない内容。とにかく短くシンプルに、簡潔で読み易い文章を書くこと。

●最近気になって仕方がない言葉&表現は?
A: おうち、〜的、真逆、ゲット、〜かな、“フィジカル”の使い方などなど。

●仕事の中で最も面倒だと思っていることは?
A: 請求書を書くこと(数字・計算が大の苦手)。

●どんなに忙しくても譲れないものは?
A: 読書の時間、ボーッとする時間、無駄な時間、旅する時間、睡眠時間。

●日頃意識していることは?
A: 魔が差したが吉日。今やらないと後悔しそうだと思ったら、とにかく即行動。

●気分転換にやっていることは?
A: マウンテンバイクで近所を徘徊。旅。それから音楽鑑賞&読書(後者ふたつは、仕事の延長線上にあるようなもの…か)。

●因みに現在読んでいるのは?
A: 白石一文氏の最新文庫本。因みに、直前まで読んでいたのは、『バーボン・ストリート』(沢木耕太郎)。この後に読む予定なのは、『I AM OZZY』(OZZY OSBOURNE)か『JUST KIDS』(PATTI SMITH)。

●最近よく聴いているのは?
A: 『CELEBRATION』(マドンナ・ベスト盤)。昨年リリースものですが、彼女はやっぱり凄い!

●いま最も楽しみにしているのは?
A: 映画『アリス・イン・ワンダーランド』。それから奈良の桜。

●今後の仕事の予定は


A: 2週間先は闇…でございます。

●座右の銘は?
A: もがかない、あがかない。明日できることは今日やらない。人生なんとかなるもの。

Written by

記事を書いた人

サイトデフォルト

高校までをカナダと南米で過ごす。現在は、言葉を使いながら音楽や芸術家の魅力を世に広める作業に従事。好物:旅、瞑想、東野圭吾、Jデップ、メインクーン、チェリー・パイ+バニラ・アイス。

END