先日誕生日を迎えました。つまり生きている年数が、また1つ増えたというわけです。ついこの間増えたばかり…だと思っていたのですが…。1年が過ぎるのは、本当に早いものです。

でも年齢がどんどん増えている、この事実と、自分自身とのギャップ（…と言うのか）があまりに大きくて、ちょっと不思議です。
だって自分は、まるで変わっていないのですから…。
変わらず音楽が好きで、変わらず同じ思いで、同じタイプの音楽を聴いている。そうして変わらず同じような髪型＆格好をしている。
変わったのは、音楽を聴く一方だったのが、音楽を演奏する側の人々と仕事をするようになったこと。それくらいです。

変化……。
ひとつ強いて挙げるならば、無理…無謀…滅茶苦茶は、一切しなくなったことか。これが良いことなのか否か、未だよくは分かりませんが…。

でも例えば、昼間音楽の仕事をやり、夜も音楽話を肴に盛り上がり、気がついたら朝…で…そのまま仕事場へ行き、音楽の仕事をやり、そうしてまた夜が来て…で…コンサートへ行って、その帰りにまた店に寄って、音楽話を肴に盛り上がり…で…気がついたら朝になっていて…で…また仕事場へ直行して、そうして物凄く気分悪くなって、“こんなこともう2度としないぞ！”と心に固く誓いながら、でも翌月また同じことをやってしまっている…ということの繰り返し…などということは、もうやらなくなりました。
正確に言えば、もうできなくなりました。

昔はあんなことをしていても、原稿はきっちり書けたし、〆切もきっちり守れていました。むしろ、あんなことをやっていたからこそ、元気だったし、仕事も捗っていたのですが、今では絶対に考えられません。
あれはあれで、物凄く楽しい日々でしたから、ちょっと惜しい気もしないでもない…のですが…。

でもとにかく、今ではちゃんと寝て、ちゃんと起きるという、物凄く規則正しい日々を送っています。“マイペースな規則正しいペース”で…ですが。
この変化は、ハードルをどんどん高く上げているため、自分＆自分の仕事に対する姿勢が、それだけ厳しくなっている結果か。そうしてもしかして、年がひとつずつ増えていく…と言うのは、そういうことだったりするの…かな…。

ところで……
この1か月ほど、ずっと休みなく、〆切を気にする日々が続いていました。
もちろん朝から晩まで、原稿書きに追われていたわけではありません。数時間書いてはちょっと休み、あれこれやっては、また原稿書きに戻って…の繰り返し。
寝る時間も今までどおり、きっちり取っていました。そうして今までどおり、原稿書き終了後には、しばらく好きな音楽を聴いたり、本を読んだりしてから寝ていました。

でもインタビューや原稿のことが、頭を離れることはありませんでした。

そんなことをやっている内に、時々、ちょっとだけですが、頭痛がするようになっていました。私にしては、物凄く珍しいことです。ヘッドフォンで好きな音楽を聴いても、それが消えなかった時には、ちょっとばかり焦りました。

それはそうです。だってよくよく考えてみれば、インタビュー8本（各々1時間弱＝40—50枚）、ある評論家のインタビュー・テープ起こし2本（各々約40分）、歌詞対訳（アルバム3枚分）、バイオ翻訳（各々約20枚）。
これを1か月で、こなしてしまったわけですから。

ああ、やっぱり疲れてきたんだなぁ…。
どんなに好きなこと、心が悦ぶことをやっていても、それをずっと続けていれば、知らず知らずの内に、色々と溜まってくるもの。当たり前な話です。

と言うわけで、これから数日間、パソコン前から離れます。
読みたかった本を読んだり、一眼レフをお供に日帰り旅をしたり、服や小物などの買い物に行ったり、パーマ屋へ行ったり、喫茶店で時間を気にせずコーヒーを飲んだり、好きなアーティストのライヴへ行ったりするつもりです。

ですから皆さん、どうか私を捜さないでください〜（*^_^*）
あっでも、パソコンのメールは、常時携帯へ転送されるようになっているので、仕事の依頼や緊急時の対応は、いつもどおり完璧にいたします〜m(__)m

しばしノンビリした後の原稿書きは、本当に気持ちの良いものです。“ああ、楽しい！　やっぱりこれがないと生きていけない！”…と改めて思っては、幸せな気持ちになれます。
あの幸せ感を味わえるのが、今から凄く楽しみでもあります〜♪