『英詩への旅』
うたは、
人生の哀しみを、和らげてくれる。
人生の喜びを、輝かせてくれる。
人生の楽しみを、盛り上げてくれる。
さびついたこころを、磨いてくれる。
冷えたこころを、包み込んでくれる。
綻びたこころを、繕いでくれる。
萎えたこころに、潤いを与えてくれる。
元気なこころに、拍手を送ってくれる。
落ち込んでいる時には、こころ支えてくれる。
苛立っている時には、こころ落ち着かせてくれる。
不安な時には、安らぎ与えてくれる。
迷いを感じている時には、背中を押してくれる。
元気がない時には、励ましてくれる。
幸せな時には、祝福してくれる。
うたは、
ひとを、優しくしてくれる。
強くしてくれる。
微笑ませてくれる。
人生に、彩り添えてくれる。
明かり灯してくれる。
そよ風となってくれる。
香り運んでくれる。
うたは、
どんな時にも、どんな瞬間にも、
そばにいてくれる。そっと寄り添ってくれる。
そのメロディーと歌詞に、耳傾けると、
ある瞬間ある情景が、脳裏に浮かび、ほっこりする。
そんな特別なうたが、誰にも、恐らくはあるはず。
この世にうたがなくても、ひとは生きてゆける。間違いなく。
でも、こころは枯れてしまう。きっと…。
うたがなくても、この世は回ってゆく。
でもそれは、たぶん、ひどく暗く退屈な世界。
そのメロディーにこころ弾み、
そうして、その歌詞にこころ共鳴する。
大好きなこのうたの中には、
どんな詩世界が、綴られているのだろう。
大好きなあのアーティストは、
あのうたの中で、何を表現したかったのだろう。
どんな瞬間に、どんな心境の時に書き、
どんな想いを、伝えたかったのだろう。
その言葉が分からない時には、分かりたいと切に思う。
10代の頃より、英詩の世界に惹かれ、
20代の頃より、歌詞の対訳を手掛けるように。
つまり、早いもので、
人生の半分以上、うたの世界と付き合っているわけですが、
その魅力、その奥深さに、いまだ飽きることはなく、
新しいうたと出逢うたび、新しい発見があり、
ワクワクしたり、ジーンときたり…。
自分の対訳に、100%満足したことは、いまだ皆無に近く、
そのうたの魅力を感じれば感じるほど、それを日本に置き換えるのに苦労します。
もどかしく思い、自分の力不足に、溜息が出ます。
うたの解釈には、
方程式もなければ、正解もない。
頭で考えたり、分析したり、
辞書を開いただけでは、けっして味わえない。
うたは、
こころで感じるもの。
だからこそ面白いし、魅力的なのだと思います。
うたとは……
とても大切な友、
一生つき合っていきたい相手。
終わりなき旅路。
今月6日(月)より、新しいコーナーが始まります。
毎月第1月曜日&第3月曜日アップの予定です。
色々な曲を御紹介し、皆さまと共に、英詩の風に吹かれながら、うた世界を旅していきたいと思います。
素敵なうた達に、感謝の気持ちを込めつつ…。
記念すべき第一回目(6日アップ)は、わたしの大好きな‘あの’名曲です。
皆さまからのリクエスト曲も、随時お待ちしております!
どうぞお楽しみに〜(^−^)