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草間弥生・静岡県立美術館展＆前衛の軌跡
ここ数か月に渡り、世界的前衛芸術家・草間弥生さんの本づくりの、お手伝いをしておりました。草間さんの故郷である、長野県発行”信濃毎日新聞”の連載を加筆・修正し、過去の貴重な写真や作品を組み合わせ、再構成した一冊です。
タイトルは『前衛の軌跡』。
それが先日やっと産声を上げ、いま日本国中へと、少しずつ巣立ち始めております。
その子どもたちが、ある美術館のショップにも居ると聞き、彼らの晴れ舞台をひと目見ようと、先週さっそく行って参りました。
場所は、静岡県立美術館。
“とっても美しい森の中にあるんですよ”…という、担当編集者の話に、期待は高まるばかり。
感動の再会、さあいかに…。
遠いような近いような、東京からは微妙な距離にある静岡。さて、どうやって行こう。新幹線ならば、あっという間。しかし、あっという間では、つまらない。さっさと目的地へ行って帰って来るだけなんて、味もそっけもない。今回は一日たっぷりある。前後もそう詰まってはいない。バタバタする必要はない。
それでネットであれこれ検索。
そうして出した答えは、新宿西口発の高速バスで往復すること。せっかくなのだから、一瞬一瞬を噛みしめながら、行きも帰りもゆったりと、楽しみながら行ってこよう。
と言うわけで先々週、バスの往復チケットを購入。
そうして、先週水曜日―。
朝5時半起床。グレープフルーツ・ジュース、ヨーグルト、紅茶の簡単な朝食をとった後、リュックサックにカメラ、スマホ、iPod、本、紅茶入り水筒、傘を詰め込み、7時に自宅を出発。
新宿駅到着後、小腹用におにぎりを2つ購入。
8:20am、新宿駅西口を出発。台風接近中の為、雨が降ったり止んだりの悪天候。しかし静岡駅へ近づくにつれ、青空が顔を見せ始める。ラッキー。
11:20am、JR静岡駅到着。バスを降りた途端、なんとも嬉しいお出迎えが！ 楽しい一日の予感。
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美術館ゆきのバス出発まで、約30分。駅ビル内をフラフラ。地元の新聞＆小腹用にベルギー・ワッフルを購入。
12:00、静岡駅出発。素敵な住宅街を通り抜け、長いプロムナードに沿い、緑生い茂る丘を登り切ったところで、12:30pm、到着！
プロムナード
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バス停から美術館へと続く階段を、ゆっくりと上る。
……すると目前に、なんともまあ、素敵な空間が！
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逸るこころを抑えるべく、まずは館内で昼食。草間弥生ランチというのがあり、とてもソソられたのですが、おにぎりx2＋ベルギー・ワッフルで、腹に余裕がなく、少し軽めのロダン・ランチを注文。見た目も味も最高でした。
レストラン前には、草間さんの犬が、しっかり番していました。
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さてさて、いよいよ、逸るこころに従い、ひとつ上の展示フロアへ。
おっ！ チケット売り場の手前に、ミュージアム・ショップが。
で、さっそく視察開始。
お～～ありました、ありました！ ブック・コーナーの、それも真ん中に11冊仲良く(^_^)v
よしよし。旅立って行った愛おしい子たちを、やさしく撫でてから、チケット売り場へ。
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いよいよ。いよいよ。
入口で、やよいちゃんのお出迎え。
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まずは、”愛はとこしえ”シリーズ。今回の本の表紙にも選ばれた、とても繊細なモノクロの世界。
撮影オッケーの「大いなる巨大な南瓜」。同シリーズは香川県の直島にも。
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そうして、わたしの大好きな”我が永遠の魂”。夢のような鮮やかな世界。
下書きなしに、一気に書き上げてしまう、あの気迫。草間弥生さんにしか生み出せない、世界でひとつのアート。ブレることなく、ひとつのことを続けることの凄さ。圧倒的な存在感。圧巻。
帰りがけに、再びショップへ寄り、本日の記念に、ひと目惚れした「果てしない人間の一生」額つきを購入。これ、タイトルがまたステキ。
そうして本コーナーに寄り、最後にまた、”子どもたち”をひと撫で。
美術館を出て、深呼吸。プロムナードを今度は徒歩で降り、のんびり約40分、JR草薙駅へ。そこから数駅先の静岡駅まで戻り、駅中の喫茶店でアイスティーでひと息。夕食用に親子丼弁当を購入後、駅前から再びバスに乗ります。6:00pm、出発。
車中にて、空色が変わりゆくさまを眺めながらの、贅沢な夕食タイム。
まどろんでいる間に、新宿駅へ到着。駅ビル内のパン屋で、小腹用にドーナッツ
購入。電車に乗り、10:30pmに自宅到着。
さっそく部屋に「果てしない人間の一生」を飾ります。御満悦～。
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『草間弥生 前衛の軌跡』
ブック・レビューを掲載して頂けそうな雑誌や新聞、御興味を持って頂けそうな媒体を御存知の方、ぜひぜひ御一報を。草間さんの美しい絵や詩、貴重な過去の作品や話など満載の、とってもとっても素敵な一冊です！
なお、展覧会は今月23日（日）まで。どうぞお早めに。
追伸・業務連絡： 信濃毎日新聞社のNYさま、この度は色々とありがとうございます。素晴らしい経験ができたこと、こころから感謝しております！
