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アンパンマン解禁?

とと

通訳・翻訳者リレーブログ

息子も1歳6ヶ月になり、ようやく言葉らしいものを発するようになりました。最初にしゃべった意味のある言葉は「わんわん」。でもこれはイヌに限ったものではなく、ネコもクマもアリクイも、みんな同じです。面白いことに、テレビなどでイヌ以外の動物を見たときなどは、一拍遅れて、ちょっと自信なさそうに「わんわん」と言います。彼なりに、何となく違和感を感じているのでしょうか。

最近、特によく口にするのが「アンパンマン」。家ではアニメの番組を見せていないので、保育園で覚えてきたようです。アンパンマンはスナック菓子などのキャラクター商品も多く、大量消費社会の餌食になってはたまらんと、これまで意識的に遠ざけてきました。しかも丸顔で三頭身のヒーローなんて・・・。ところが先日、別府に帰省した際にショッピングモールで、息子の目がキラリッと光ったかと思うと、「うわーっ」と声をあげながらアンパンマンのぬいぐるみに駈け寄っていくではありませんか。それほど好きなら仕方がありません。ぬいぐるみを抱えた息子ごとレジに差し出しました。

しかし、息子が「アンパンマン」と言うとき、それが必ずしも例の丸顔のヒーローを指しているわけではないことが発覚しました。子供用の食器に描かれていた「きかんしゃトーマス」を見ても、やっぱり「アンパンマン」と言うのです。きっと、顔色の悪いアンパンマンだと思っているのでしょう。確かに顔は似ていますが・・・。

いくら教えても、息子は「トーマス」と発音できないようです。よく考えてみたら、「わんわん」も「アンパンマン」も「a」の母音と「n」が交互に並んでいて発音しやすいですね。たぶん今、いろんな音を発音できるように声帯や口内の筋肉が発達している段階なのでしょう。いまのうちにネイティブの外国人の発音を聞かせておけば、将来、英語の発音が良くなるかも知れません。発音にコンプレックスのある私は、ついそんなことを考えてしまうのでした。

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とと

大学卒業後、数年のサラリーマン生活を経て、フリーランス翻訳者に。技術系から出版物と、幅広い分野で高い評価を得ている。趣味は音楽。ただいま子育て奮闘中。

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