ア・ハード・デイズ・ナイト
昨日、ラジオをかけながら仕事をしていたら、1時間ごとにジョージ・ハリスンの曲が流れていました。命日だったんですね。来月8日はジョン・レノンの没後25年目だし、この時期は私のようなビートルマニアにとって、何となく淋しい季節です。
元々、英語を身近に感じるようになったきっかけは、小学生の時に夢中になったビートルズでした。月々のわずかな小遣いを貯めて、2、3ヶ月に1枚のペースでLPレコードを買い集めるのが何よりの楽しみ。自分より小遣いの多い友人が、毎月コレクションを増やしているのが、とてもうらやましかったのを覚えています。ラジオのエアチェック(死語?)にも夢中でした。FM雑誌の番組表を調べて、お目当ての曲がオンエアされるのをラジカセの前で待ちかまえていて、カセットテープに録音するわけです。曲の途中でテープが終わってしまったときは、本当に泣きたくなりました。
やがてレコードやテープを聴くだけでは満足できなくなり、どうにか楽器を寄せ集めて、友達とバンドを組みました。目標は、小学校の卒業式の後でおこなわれるクラスのお別れ会で演奏すること。まだローマ字を習ったばかりだったので、英語の歌詞を覚えるのは大変でした。「thought」なんて、どう発音すればいいのか見当もつきません。結局、耳に頼ってカタカナに書き換えたものを暗記しました。「♪イッツベナハーデーナイ・・・」といった具合です。それでもお別れ会の当日、みんな父親に借りたスーツとネクタイでバッチリ決め、袖と裾をまくり上げながら熱演しました。
その後、中学校で「This is Japan」から英語を習いはじめたのですが、それでも、ちゃんと勉強できるのがうれしくてたまりませんでした。将来、自分が英語に携わるなんて想像もしていませんでしたが、案外、このときの気持ちが今の仕事の原動力になっているのかも知れません。
私の担当するブログは今日で最後です。短い間でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。