谷川俊太郎展をのぞいてきました
少し前(1月下旬)になりますが、先月ご紹介したぐるっとパスを利用して、新宿・東京オペラシティアートギャラリーで開催中の谷川俊太郎展をのぞいてきました。
ちなみに、その日は開催記念の対談(谷川さんX編集者の都築響一さん)が午後2時から開催される予定。実は「あわよくば…」と期待してもいたのですが、整理券が11時から配布されるのに11時半過ぎにのんびりオペラシティに到着しても、当然もらえるはずもなく(お昼過ぎからだし、大丈夫かな~と思っていましたが…)。
すこし残念でしたが、しかたがありません。気を取り直して、展覧会場へ。
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展覧会の構成は、こんな感じ。
個人的に気に入った点/うれしかった点は…
<Gallery1:音と映像による新たな詩の体験>
・ビデオアートを取り入れた、詩の「体験」コーナー。部屋の中央で10分くらいぼーっとしていると、「かっぱ・らっぱ」や「いるか・いないか」の詩が周囲でぐるぐる旋回し、「谷川ワールド」にトランスできます。
<Gallery2:「自己紹介」>
・「私は背の低い禿げ頭の老人です…」の詩を(まさに文字通り)柱にした見せ方。センスいい!
・昔、教科書に載っていた「朝のリレー」。思いがけなく再会できてうれしかったな~。
・そういや、谷川さん、マザーグースの訳者でしたね! 子どものときは和訳しか読んでませんでしたが。あらためて読み比べてみると、さすがにお上手です。
・あと、「二十億光年の孤独」をノートに鉛筆書きしたページや、谷川さんの愛用Tシャツを吊るしたコーナーなど、マニア垂涎?のアイテムもちょこちょこありました。
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規模として小さめだったことが残念といえば残念でしたが、昔好きだった谷川さんの詩に再び接することができ、ちょっとほっこり。「ことば」というアートの形態が、どんな風に展覧会として成り立つかな?ということを考えるいい機会にもなりました。
展覧会は、 3月25日[日]まで開催しているので、オペラ鑑賞、または近くまで行くことがあれば、ぜひどうぞ。
東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)
P.S.:同じ建物内の別施設では、「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME」という展示を3月11日(日)まで開催していて、こちらもなかなか面白いです。