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帰国して1カ月。日本に来てよかったこと
シカゴから帰国して1カ月あまりが過ぎました。日本に住むのは約20年ぶり、関東地方に住むのは生まれて初めて。
はじめのうちは、家の中にいても、街を歩いていても、あらゆるものが2~3割ほどミニサイズに思えて『ガリバー旅行記』のガリバーになった気分がしたり、自転車に乗ってもつい右側通行になったりしていましたが、少しずつ慣れてきました。
住む場所が変われば、生活も変わる。今回は、今の時点での「日本に来てよかったこと」を思いつくままに書いてみます。
日本に来てよかったこと
- 朝、卵かけごはんを食べられる! 米国では「卵を生で食べる→かなりリスキーな行為」。食べたければ自己責任です(サルモネラ菌感染の恐れがあるので)。日系スーパーなどには、「生で食べてもOK」とただし書きした卵が売られてたりしましたが、なんとなく「贅沢品」というイメージでした(笑)。
- 魚介類が充実、それも新鮮で安い! 鎌倉・湘南の朝どれしらす、相模湾のいわしやあじ、三陸のめかぶ、沖縄のもずく……海のないシカゴに暮らしていた人間には、夢のような品ぞろえです。貝や海藻の種類が豊富なことにも感動(アメリカでは、貝は牡蠣以外はすべて「clams」、海藻はすべて「seaweed / sea vegetables)」といったかなり大雑把な扱いで、品ぞろえもまた然り)。
- 「朝どれ野菜」が手軽に食べられる! シカゴでは、ファーマーズマーケットでも「この野菜、いつ収穫したの?」「昨日の夕方だから、すっごく新鮮だよ!」という感じだったので、ちょっと驚きました。
- 日本食が安くて美味しい! そば、ラーメン、とんかつ、天ぷら、和菓子……。お惣菜屋さんで豆や煮物が気軽に買えるのも、ホント便利♡
- 日本的な食材も安くて種類豊富! 豆腐、納豆、しょうゆ、みそ、ごま油、かつおぶし、のり、昆布、にぼし、みょうが、山芋、梅酒用の青梅……当分はスーパーに行くたび、「おもちゃ屋さんに来たこども」になりそうです(ちなみに、本屋や図書館でも同様です 笑)。
- 日本酒や焼酎も安い! クラフトビールはボトルもタップもやたら高い気がするので、日本ではしばらくはこちらを中心にしてみようと思います。
- ふとんやを洗濯物を外に干せる! シカゴで最後に住んだアパートメントには南向きベランダがあったのですが、ご近所さんを不安にさせるのも悪いので(笑)、ごくたま~にふとんや白いタオルを外からは見えないように干すくらいでした。お日さまにあててふかふかになったふとんや、パリッと乾いた洗濯ものって、やっぱり最高!
- 銭湯や温泉に気軽に行ける! シカゴを含む米国中西部は、見渡す限り真っ平。当然、温泉などは湧きません。毎冬1~2回、シカゴ郊外にある韓国系スーパー銭湯に片道1時間弱かけて行くのが関の山……という感じだったので、気軽に銭湯に行ける(それも、温泉だったりする!)環境は本当にありがたいです。
- 気軽に医者にかかれる! アメリカで入っていた医療保険は、定期検診や基本的な予防接種などの予防医学はわりと格安な気がしますが(私たちの加入していたHMOでは、個人負担はゼロでした)、それ以外はあらかじめ保険でどれだけカバーされるか確認しておかないと結構恐ろしいことになります。またHMOは、基本すべての治療に関して主治医の先生を通す必要があるので面倒でした。
そのほかにも、
- その気になれば、気軽に日本語で世間話ができる(周りが日本人ばかりなので)。
- お店の人が、ほぼ例外なく丁寧で親切。
……等々、いろいろありますが、長くなってきたのでこれくらいに。では、お互いに楽しい6月を!
→ 5月末、紫陽花シーズン開幕前に訪れた、鎌倉・明月院。