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実物を見ることの大切さ
お盆休みも終わりましたね。みなさんはどう過ごされましたか?
休み中、ふと思いついて東京都美術館で開催中の「伊庭靖子展~まなざしのあわい」に行ってきました。
といっても伊庭さんのことはまったく存じ上げませんでした。行くことにしたのは、①別の展覧会のために求めた「ぐるっとパス」で観覧できるし、②ウェブサイトでみたご本人の写真が何となく気になったから、というだけ。上野公園に着いても「動物園でパンダもいいけど、これだけ暑いとね~」と夫と話していたくらいのお気軽さでした。
行ってみてびっくり。
作品のまわりにたゆたう空気。真夏の日差し。静謐な時間。遠近・左右、見る場所や角度によって変わる。ウェブサイトやポスターで見たときには、ぜんぜん感じなかった質感。そっか。だから「まなざしのあわい」なのか。
「これくらい実物と前資料の印象が違うアーティストも珍しい」とは、展覧会場でたまたま言葉を交わした女性の言。たしかになあ。
実物をみるって大切ですね。ふだん本やテレビ、インターネットで眺めて分かった気になってるけど、やっぱそうじゃない。その場に行って、自分で体験しないと。自分で感じないと。
そんな風に思わせてもらったひとときでした。
↑ 写真OKのコーナーがあったので撮影してみました(生で見たときの印象とはだいぶ違いますが、お許しあれ……)。