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日本の花火

さるるん@ロシア

通訳・翻訳者リレーブログ

8月1日から5日まで函館港まつり開催中。
1日には、函館港の花火大会に行ってきました。
一万発の花火が打ち上げられました。

夜空に色とりどりの花火が舞う。その繊細さ。
大玉のドーンとお腹に響く音と静寂のバランス。
日本の花火、やはり美しいです。
ひとつひとつが職人さんの作品なんですよね。
実に風情があります。日本の心を感じます。

ロシアのただ派手に打ち上げる花火とは全然違う。
もっともクレムリンの花火は近くから見たことがなく、
いつもアパート最上階の窓からなので、
公平さを欠いているかもしれませんが。
ともあれ、ロシア人、花火が大好きです。
モスクワでは普通の人が公園で打ち上げ花火をします。
(ちょっとした花火大会のようです)
夜中のとんでもない時間にバンバン音が続くこともしばしば。
特に大晦日の夕方から元旦にかけては
一晩中あちこちで花火が上がり、眠れないほど。
花火好きと言うより火薬好きなのかもしれません。
男の子は爆竹とか自分で作ったりしてるし。

ロシアの花火を見るたびに、
(米国で暮らしていた頃は米国の花火を見るたびに)
「花火ってこうじゃないんだよな」と思っていたので、
故郷の花火を見て「これ、これ、これなのよ〜」とうれしかった。
日本の花火には日本の文化、美意識が凝縮されています。

でも、この花火の日本らしさをうまく言葉で表現して伝えることは
私にはできそうもありません。
私は、好きなものや大切にしたいものはきっちり言語化せず
イメージのまま抱えていることが多いからかもしれません。
(言語を扱う仕事をしているというのに!)

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記事を書いた人

さるるん@ロシア

米系銀行勤務後、米国留学中にロシア人の夫と結婚。一児の母。我が子には日露バイリンガルになってほしいというのが夫婦の願い。そのために日本とロシアを数年おきに行き来することに。現在、ロシア在住、金融・ビジネス分野を中心としたフリーランス翻訳者(英語)。

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