頼りになる道具を求めて
先週の土曜から急に寒くなり、朝晩の気温がマイナス20度という日が続きました。このままいくと、私がモスクワに来る前年のような極寒マイナス30度の世界を体験できるかも、と思っていたら、今日からまたマイナス5〜10度の日々に戻るようです。今週末は雨で、その後また寒くなるらしいので路面が凍結すること必至。
でも、もう路面凍結もこわくありません。強い味方を手に入れたのです。少し前に、ぺこたんさんが子どもの頃マイナス20度の朝にツルツルの道をスケート靴で登校していたと書かれていたのを読んで、思うところがありました。私の場合、スケートはできないけれど、雪山を登るのは楽しかったから、その感覚がよみがえるような頼りになる靴を手に入れたら、きっと世界が変わるはず。ということで、スノトレ(スノートレッキングシューズ)を日本から取り寄せました。ソールに、ゴムに細かい砂を混ぜた「アイスウォークラバー」(このネーミングが頼もしいじゃありませんか)を採用したもの。買って大正解。氷の上でも、ホントにすべらない。
道具ひとつで、人生がぐっと楽になることって確かにある。
う〜む、翻訳の仕事を楽にしてくれる道具も、もっと研究しなければ! 先週の「通訳者のたまごたちへ」で柴原さんが「道具にこだわる」という話を書かれているのを読んだときも、そう思いました。こだわりの道具・・・あまり自覚していません(汗)
まだ駆け出しの域を出ない在宅翻訳者の私の場合、思いつくのは、PCとインターネット接続と辞書。これは三種の神器。
まず、PCはメインとサブの2台(いずれもVista搭載のノートブック)。使い勝手のよいマウスも別途購入。外付ハードディスク(データのバックアップ用)、プリンター(コピー・スキャナー兼)もなくてはならないもの。そう言えば、椅子のすわり心地が今ひとつ。一日中すわって仕事しているから、良い椅子が見つかったら、だいぶ違うだろうな。机も、もっと大きいのがほしいところだけど・・・。あと、S字型の肩のツボ押し。これも必需品。
インターネット接続。複数のプロバイダーと契約する予定が、いまだ一社だけ。ちと不安。
辞書。山岡洋一さんが『翻訳とは何か−職業としての翻訳』の中で、「まともな翻訳者なら、辞書は手に入るかぎりのものをすべて手に入れておこうとする。十や二十ではなく、数百から数千の辞書を買っており、頻繁に引いている。」と書いておられるのを読み、のけぞったふつつか者です。手持ちの辞書(紙、電子辞書)、多くありません。少しずつ増やしていくつもりです。WEB辞書の中では、藤本直さんの「類語玉手箱」に助けられています。自分が和訳に使おうとしている言葉が何だかしっくりこない、というときに、これで検索すると類語がざくざく出てきて、まさに玉手箱。重宝しています。英訳に使おうとしている用語がしっくりこない場合は、安藤進さん方式でGoogle表現検索することが多いです。
頼りになる道具をもっと研究していきたいと思います。