あれやこれや
今週いっぱいで、約2ヶ月間取り組んできた大型案件が終わりそうです。と言っても、私の担当は翻訳ではなく、チェッカー。こんな長丁場は初めてでしたが、いろいろ学ぶところも多く、良い経験になりました。ラストスパート、がんばろう!
チェックの仕事は翻訳原稿が少しずつ入ってくるたびに作業するというペースだったので、それと平行して自分でも翻訳作業をしていました。このところ、あまりなじみのない分野の知識が求められる翻訳が続き、いつも以上のリサーチが必要になっています。医療用語と格闘したり、建築知識を求められたり、エコロジー関連の調べものをしたり。今取り組んでいるのは投資関係のものなので、これは得意分野・・・のはずが、なかなか手強くて、粗訳はできたものの、もっとリサーチした方がいい箇所がいっぱい。
次々と違う分野を扱うのは、通訳の世界では日常茶飯事と聞くので、つくづく通訳者ってすごいなあと思います。私はそろそろ脳が飽和状態かも・・・。
脳、と言えば、ドラマ「Mr. Brain」が始まりました。すごい視聴率だったようで。キムタク、健在ですね。私も見ましたが、なかなかおもしろかったです。
日本のドラマ、結構見ています。モスクワで半ひきこもり生活を送っている私にとって、今の日本語を知る貴重な機会なのです(というのを言い訳にしている気がしないでもないけれど)。 ずいぶん前の話ですが、「アラサー」が何を意味するか、わかっていませんでした。はじめてこの言葉を目にしたのはインターネット上で、たしか「恋愛できないアラサーの女たち」とかいうフレーズだけを見たのですが、きっと「他人のあら探しばかりしている人」のことだろうと想像し、しばらくそう思い込んでいました・・・。そういうはずかしい思い込みをなくすのに、ドラマが役に立つはず、と思うのですが・・・。
今シーズンは「婚カツ!」と「コンカツ・リカツ」なんて民放とNHKでテーマがかぶっていましたが、就活、婚活、離活って、どうしてこんな言い方するのかな、と思います。あまり好きになれない言葉です。
好きになれないと言えば、実は仕事でずいぶん関わっているけれど、苦手なのが「内部統制」という言葉。(言っちゃっていいのかな?) Internal controlを日本語にしたものですが、「統制」という響きが軍隊っぽくてイヤです。(余談ながら、はじめてこの言葉をWordで変換しようとしたとき、「ない舞踏性」になってしまい、トホホ・・・でした) 何か別の言葉を考えられなかったのかなあ。じゃあ、お前だったらどう訳していたのかと言われると困るのですが・・・。欧米からきた新しい概念を表す言葉の翻訳って責任重大ですよね。