モスクワの郵便事情
言うまでもなくモスクワはロシアの首都。大国の首都です。だけど、信じがたいほど郵便事情が悪いのです。これまでも日本から送ったEMS(国際エクスプレス)が届くのに10日はかかっていたのですが、今年に入って遅れがさらにひどくなってきています。
こどもの春休みの読書に、と思って日本から取り寄せた本も、3月11日にEMSで送ったものが届いたのはとっくに春休みも終わった4月1日。これはひどいと思っていたのですが、3週間で届いたのはラッキーだったのかもしれません。
3月末にAmazonにDVDを注文したのですが、DHL発送なので4、5日で届くだろうと思っていたら、なかなか届かない。DHLのサイトで配送状況を確認したら、「処理保留中」で日本に留まったまま。何かトラブルがあるのかと心配になって、Amazonのカスタマーサービスに問い合せたところ、「現在当局によってロシア連邦での輸入通関手続が変更された影響で、配送業者各社においてロシア、モスクワ向けの国際エクスプレス貨物に大幅な遅れが生じています」という返事がきて、驚きました。
事情を確認すべく、インターネットであれこれ調べました。3月25日付けのイタルタス通信によると、モスクワ国際郵便局にある税関では51,000個の小包が通関待ちだそうです。毎日数千個が新たに届くため、ほとんどパンク状態。DHLもUPSも、サービスの質を保てないので、モスクワ向けの貨物の引き受けを停止したみたい。郵便局のコメントによれば、オンラインショッピング利用者の急増もあり、貨物の取扱量が前年の3倍に増えているのだそうです。郵便局、DHL、UPSがそろって税関に年中無休24時間体制で通関作業をするように要請していますが、いつ改善されるのでしょうか。
4月7日に発売になった嵐の10周年記念コンサートDVDも取り寄せ中で、こちらはEMSで8日に日本を出ましたが、いつ届くことやら。早く見たいよ〜。
ちなみに3月末にAmazonから出荷されたDVDの方は、まだ日本にあります。母が送ったというEMSも届きません。
なんだか陸の孤島にいるような気分です・・・。