冬のはじまり
このところのモスクワは、気温零度前後で、小雪が舞う日もあります。長い冬が始まりました。さて、この冬は暖冬になるのか、厳冬になるのか。
2011年11月11日は「1」並びの日ということで、韓国ではこの日に帝王切開での出産を希望する妊婦さんが多かったというニュースを目にしました。住民登録番号が生年月日で始まるので、我が子に「1」並びの縁起の良い番号を持たせたいということのようです。実は、私も十数年前に帝王切開で出産したのですが、そのとき、せっかくだから自分の好きな日を選ぼうとしました。ちょうど出産予定日(自然分娩の場合の予定日)が藤井フミヤの誕生日に近かったので、チェッカーズが青春だった私は、その日(ちなみにテンナインの設立記念日と同じ7月11日)の出産を希望したのですが、あいにくその日は週末だから対応できないということで、ほかの平日の出産となってしまいました。
(という話は、娘には内緒です)
・・・と書いていたら、娘にPCをのぞかれ、ばれてしまいました。嗚呼。
それにしても、このところ、ニュースを目にするたびに気が滅入ることが多いですね。米国も、欧州も、日本も。本当に世界はこの先どうなるんだろうと思います。この場を借りて個人的な意見を言わせていただくと、TPPをめぐる首相のやり方−国民にろくに説明もせず、党内合意さえないまま、海外に対して発表するようなやり方には納得がいかないです。「政治決断」と言うよりも、日本の民主主義のルールを無視した「独裁」に思えます。ちなみに、ロシアは独裁国と言われますが、少なくとも国のリーダーは、自分のためではなく、まして他国のためではなく、祖国ロシアのために命がけで政治を行っていると思います。
冬の到来や暗いニュースに加え、このところ仕事もスランプ気味なので、気持ちは沈みがち。そんな私の気晴らしはふたつ。ひとつは、ピアノのコンサート通い。最近は、エフゲニ・ボジャノフ、フィリップ・カパチェフスキー、アレクサンドル・ルビャンツェフといった若手ピアニストを聴きに行きました。その中で出色だったのは、ルビャンツェフのラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番。この人は独特の世界観を持っているので、3曲中2曲くらいは「何じゃこりゃ」なのに、残りの1曲が奇跡のように素晴らしかったりするのです。今回は大当たり。スタンダードなラフマニノフとはちょっと違ったエキサイティングな演奏を堪能しました。
もうひとつは、もちろん嵐。最近は「迷宮ラブソング」の跪き執事ダンスがお気に入りです。どんなにしんどいときも、嵐の五人を見ていると元気になれます。本当に嵐がいてくれて良かった。CMでは、森永のチョビスケのCMがお気に入り。仲間由紀恵扮するメイドの「おいしいよ」、大野くん扮するお坊ちゃまの「そりゃそーでしょーよ!」というやりとりがたまりません。先日、日本からそのチョビスケが届きましたが、もったいなくてまだ開けていません。