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たまには書などいかがでしょう
父の米寿記念書展のために、先週末から娘と函館の実家に帰ってきています。
個展開催中はドタバタの毎日でした。昨日で無事個展も終わり、明日にはモスクワに戻るために東京に移動します。今日も実家の手伝いと、自分の仕事と、パッキングで慌ただしい一日になりそうです。今回は、父の作品の写真をアップします。ご興味がありましたら、ご覧になって下さい。
「櫻」と「雪月風花」
「童心浄土」。新作ではありませんが、大好きな作品です。
今回、私が楽しみにしていたのは、新作の「月白風清」。
父は夏からなかなか作品が書けずにいたのですが、11月末にヴァイオリニスト神尾真由子さんと私の大好きなロシア人ピアニスト、ミロスラフ・クルティシェフとのデュオリサイタルを聞きに行って刺激を受けたようで、その翌日から書き始めた作品です。リサイタルには父、母、私の三人で行ったのですが、みんな感激して「素晴らしい演奏だったね」と興奮して話しながら家路につきました。満月に近い月が輝く夜でした。この作品を見るとその夜のことを思い出します。ずいぶん試行錯誤していたようですが(当初は横書きだったのを縦書きに変えたり、墨の色を変えたり)、素敵な作品になって嬉しいです。
「喝」、「心」、「鵬」ほか
会場風景
体調も万全とは程遠く、なかなか書けずにいただけに、新作を何点も仕上げることができて、ほんとうに良かったです。