Happy Fifth Birthday!
猛暑続きの先週金曜日、テンナインの5周年パーティーにお招きいただいた。場所は表参道近くのオシャレなカフェ。おいしいお料理にヨーヨーすくい、輪投げやビンゴなど、イベント満載の楽しいパーティーだった。
80名以上の登録スタッフがこの日は集まり、会場はとても華やいだ雰囲気。通訳者というのは仕事でパートナーを組んでも、皆さん多忙の身で普段はなかなかゆっくりお話できない。でもこの日ばかりは沢山語り合うことができた。通訳学校で毎週お会いしていた先生仲間が実はテンナインの登録者だったり、私がフリーでデビューした頃、展示会でよくご一緒した方と久しぶりにお会いできたりと、嬉しい再会もあった。そして、何と同じ高校の同窓生で現在ロンドン在住の友人にも21年ぶりに会うことができた。登録スタッフ誰もがテンナインの5周年を心から喜んでいる様子だった。
フリーで稼動する通訳者は複数のエージェントに登録するのが一般的。しかし今やメールや電話でのやりとりが主流となり、エージェントの経営者や社員の方と直接お会いすることはほとんどない。そのような中、テンナインがこうしてあえて場所と時間を設けたことを見ても、どれだけ登録スタッフを大切にしているかがわかる。通訳者とエージェントとの関係というのは一般的に見ると「通訳者が業務を依頼され、通訳をし、通訳料を頂く」というものだろう。でもこうして一人一人を大事にしているエージェントとの間には信頼関係も強固になる。そして自分が単なるアウトソーシング先ではなく、同じテンナインの一員としてできるかぎり頑張ろうという気持ちになってくるのである。
以前、とある人から「通訳学校で教えているの?ならば自分の将来的なライバルを育てているわけでしょ。複雑な気持ちにならない?」と聞かれたことがあった。そういう見方も確かにあるかもしれない。でも工藤社長がパーティーの挨拶でおっしゃったように、「相手にメッセージを伝えること」がテンナインの使命であり、それは私たち通訳者も共有すべき任務だと私は思う。ならばその企業理念に少しでも応えられるよう努力していきたいし、一日も早くそうしたお手伝いをできるような通訳者が私の教え子の中から誕生してほしいと思う。
ちなみに我が家の長男も2001年夏の生まれ。もうすぐテンナインと同じく5歳の誕生日を迎える。