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半熟卵の教訓
半熟卵に凝っている。そのきっかけとなったのが、秋のお彼岸で叔母宅にてご馳走になった一品だ。
叔母は料理上手で、いつもおいしい手料理でもてなしてくれる。今回私が気に入ったのは「半熟卵の酢醤油漬け」。醤油で褐色になった卵を半分に割ると、中から黄身がトローリ。一口含むとお酢と醤油の絶妙なバランスに「うーん、おいしい!」となった。子どもたちもこの一品を大いに気に入っていた。
「半熟卵は7分茹でるの。7分よ」と言っていた叔母。7分茹でて殻をむき、「醤油3:お酢3」の汁に漬けておくのだそう。帰宅してすぐこのレシピに挑戦することにした。言われたとおり7分茹でてすぐ殻をむこうとしたが、白身ごとボロボロむけて大失敗!でこぼこのゆで卵を汁に漬ける羽目になってしまった。味そのものはおいしかったけれど。
そこでネットで「半熟卵」を検索し、作り方を発見。こちらは「お湯が沸騰したら鍋を火から下す。卵を入れて15分間放っておく」というもの。ふむふむ、これならコンロを占領せずに済みそうだと早速やってみた。しかし結果は×。やはりうまくむけなかったのである。
もう一度トライするべく別のレシピへ。「7分中火→流水→殻をむく」とある。こちらの結果は大成功!うまくむけて卵はつるんつるん。汁に漬けておいたらきれいに色もつき、味もバッチリ。中の黄身もトロトロであった。その後何回かやったことで、この料理もすっかり得意になった。
今回は短期間に何度も半熟卵を作って挑戦し、練習を積み重ねたのが良かったと思う。前回の教訓を覚えていたし、何よりもすべての工程を体で覚えていったからだ。これはまさに英語学習に通じるもの。新しい単語を覚えたらそのままにせず、実践し、何度も使うことで初めてモノになっていくのである。