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「3姉妹」で解釈力を開拓中?
テンナイン・スタッフの名坂さんに薦められて以来、マンガ「うちの3姉妹」にはまっている。しかも一家で。当初は私と夫だけが単行本を楽しんでいたのだが、なぜか最近は5歳の息子も大ファンだ。
絵柄も可愛く、楽しいエピソード満載なので息子にもウケたのだろうけれど、大人向けの本だし文章には漢字も沢山出てくる。でも息子は構わず読みふける。それにすごい集中力。いったん読み始めるとごはんであろうがおやつであろうが、呼ばれても完全に耳ふさぎ状態。返事は返ってこない。
さらにびっくりしたのは、読みながら声を立ててヒーヒー笑っているところ。第3巻では末娘の「チーちゃん」が巨大なプーさん人形に埋もれている絵があるのだが、それがことのほかおかしかったらしく、息子は涙とヨダレ(そう、ヨダレまで!)を垂らしながら笑いこけていた。
「・・・ねえ、そんなに面白い?だって漢字も沢山あるし、難しいんじゃない?」と私。
「難しくないよ〜」と息子。
どうやら絵とひらがなの部分だけ読んで理解しているらしいのだ。つまり、前後の文脈から推測しているということ。それだけでも十分楽しめるのだなあと「3姉妹」を寝床にまで持ち込む息子を見ながらしみじみ思った。
でも考えてみれば、これぞまさに語学学習の基本!大人になると未知の単語に遭遇するたびについ律儀に辞書を引いてしまう。これでは意気込んで読み始めた英文も、途中で挫折というパターンになりかねない。でも本来大事なのはメッセージを汲み取ること。子どものように大雑把に読みつつ、何よりも心から楽しむのが語学上達の秘訣なのだろうなと改めて思った。