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夏休みのあるべき姿とは・・・?

いぬ

通訳・翻訳者リレーブログ

小学校に入学した長男にとって、初めて迎える「夏休み」がやってきました。私が子供の頃の夏休みっていったら、そりゃあもう指折り数えて楽しみにしていたものですが、息子のリアクションは「学校行かなくて良いんだ。はー、良かった」という、なんと言うか、極めてうすーいもので、父としてはちょっと肩透かしを食ったような気分です。

まあ、最初の夏休みですからね。そのありがたみを実感するところまでは行っていないのでしょう。事情が飲み込めて、夏休みを楽しみにするのは2年生からなのかもしれません。

で、昨日から始まった夏休み、とりあえず午前中は水泳教室行って、午後に目医者さんに行って、夕方の空手の稽古はお休みにして、ブラジルに行ってしまう幼稚園の元同級生のさよならパーティーを夜遅くまでやって、今日はまたもや水泳教室。その後お昼寝して図書館に行って本を返してかりて、一家でカラオケに行ってついでに夕食を食べて帰館。

こう書くとaction packのようですが、我が家的には結構ゆるーく時間が過ぎています。

印象的だったことは、というか腹が立ったことなんですが、水泳教室に来ている保護者のマナーの悪さ!子供たちが準備運動している時はともかく、係りのお姉さんからの連絡の時まで、まあ大声でおしゃべりするわ、携帯ではなすわ・・・。子供に何かを習わせるというのは、目的である技能だけではなくて、社会性とか礼儀とか、そういった総合的な意味合いがあると思うんですけれど、「金は払ったから後は任せた」的な態度は、実際はそうは思っていないにしても、そばにいて愉快ではありませんでした。

息子が空手を習っているときに、いつも他のお子さんの保護者の方々と一緒に見学をしているのですが、一部にやはりそういう方がいて、イヤだなあと思っていました。だから今回も、ついつい点が辛くなってしまったのかもしれませんね。

しかし、学校の授業参観に行ったときにも私語が多かったなあ。「学ぶ」ということに対して、もう少し襟を正して臨む姿勢があっても良いのではないかなと思うんですよね。社会全体として。

特に子供の見ている前では、タテマエでも表面的なものでも良いから、そう振舞っていくべきなのではないかなと思えて仕方ないんです。本音を見抜かれても、「タテマエとしてこう振舞うべきなんだ」という姿を、体を張って見せていかなくてはいけないように、個人的には思っているんですよ。

もちろん私自身、偉そうなことを言えるようなマナーの持ち主ではないのですけれども。

印象的だったこと、その2。スーパーボール掬いに見る、兄と妹の性格。

水泳教室が終わったあと、思うところあって、息子に日記帳を買ってあげたんです。もちろんたいそうなものではなくて、ポケモンのノートに毛が生えたようなものなのですが、「毎日書いてから寝るんだよ。疲れても書くんだぞ。約束だぞ」と指きりしておきました。で、帰ろうとエスカレーターに乗ろうとすると、その脇にスーパーボール掬いのプールが。普段だとこういう商売っ気に対し、頑として「乗らん!」とはねつけてしまうのですが、まあ2人とも夏休みだし、とあっさり財布の紐を緩めてしまいました。

兄のNの場合。大きな亀の形をしたものに狙いを定める。それをゲットした後は、どれを取ろうかなーと紙を水につけたまま考えて、あっさり紙を破ってお仕舞い。「おまけで、あと2個、手で取って良いよ」と言われて、どれにするか、ものすごく悩んでいました。

妹のKの場合。いきなり豪快にスーパーボールを5〜6個掬い上げ、大満足。2度目も同じく大胆に切り込むも、紙が破れてお仕舞い。でも、取れたスーパーボールでどう遊ぶかをいろいろ話していました。

印象に残ったこと、その3。家族カラオケ。

息子と娘は以前に一度連れて行ったのですが、今回も大はしゃぎでした。娘は本当に歌が好きですね。フリまで入れてノリノリでした。息子も好きな歌は堂々と歌っていましたし、私がオールディーズを歌っているときには、歌詞が分からないながらも器用にステップを踏んで踊っていました。

子供たちはもちろん童謡が中心で、「おかあさんといっしょ」で聴いた歌のほかに、最近見ている「ヤッターマン」とか「しずくちゃん」が混ざるという選曲。私は50年代とか60年代ぐらいのアメリカンポップス(いわゆる「オールディーズ」)が中心で(いや、リアルタイムで聞いていたんじゃないですよ。念のため)、妻は80年代以降の洋楽中心という、割合バラエティーに富んだ2時間半でした。

ジャンルの比率を感覚的に言えば「童謡童謡童謡童謡オールディーズ童謡ヤッターマン童謡童謡洋楽同様オールディーズオールディーズ童謡洋楽童謡童謡」という感じだったでしょうか。

妻はカラオケ嫌いで通しているのですが、歌わせると結構いけるなとふんでいます。2人で「ボヘミアン・ラプソディー」やらヴィレッジ・ピープルの「YMCA」などを歌いましたが、楽しかったですね。部屋も落ち着いた居酒屋の個室って感じで、食事も美味しかったし、そのうちにまた4人で行きたいものです。

帰りはちょうどお祭りをやっていたので、おみこしを見たり、お囃子を聴いたりして「夏」を満喫して帰ってきました。

「夏休み」を一番エンジョイしているのは、私かもしれませんね。火曜日からは家族を連れて約1週間、鳥取に「里帰り」して来ます。

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記事を書いた人

いぬ

幼少期より日本で過ごす。大学留年、通訳学校進級失敗の後、イギリス逃亡。彼の地で仕事と伴侶を得て帰国。現在、放送通訳者兼映像翻訳者兼大学講師として稼動中。いろんな意味で規格外の2児の父。

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